さらに《親以外の人間様には迷惑をかけない範囲でゆっくり自分的に楽しく過ごすつもりです》《就活なり院のなんちゃらが始まる同級生(年齢)や、今年成人する同級生(学年)やら、みんな忙しそうですが僕はゆ~っくりやっていきます。頑張ってくださいね》と余裕を感じさせる書き込み(2015年3月17日)をしていたが、約4年後の今、元交際相手の命を奪う殺人者に身をおとした。
被害者の金井さんは、高崎経済大学在学中は英語研究部に所属。『第6回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト』では、奨励賞を受賞したほどの腕前だ。
2人がどのように出会ったのか、交際期間は? などといった詳細は不明だが、別れ話はこじれていた。昨年9月以降、金井さんは埼玉県警や群馬県警に、鳥山容疑者の暴力やストーカー被害を、何度も相談していたという。
「事件があった23日夜には、被害届を提出する予定だったそうです」(民放報道局員)
その矢先の犯行……。
遺族は1月24日、悲しみの中、県警を通じコメントを発表した。
《大切な娘との別れが信じられず、ただぼうぜんとしています。娘は大きな夢を持っていました。その娘を突然奪われてしまい、いまだにそのことを信じることができません。今はただ、家族で娘との時間を大切にしたいと思っています》
市職員の身勝手な暴走が、22歳の女性の夢、その家族の平穏な暮らしを奪った。