「TOKIOの長瀬智也さんは、“あの事件”以来なかなか音楽活動ができていません。周囲には“やっぱりみんなでバンドをやりたい”とこぼしていますよ」(長瀬の知人)

 “あの事件”とは、昨年4月に元メンバーの山口達也氏が女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検されたことだ。示談が成立して起訴猶予処分になったが、TOKIOは音楽活動を休止せざるをえなくなった。

「昨年、TOKIOだけが夏や年末に行われた音楽番組に出演していません。'94年にデビューして以来、毎年出場していたNHK紅白歌合戦も欠場。今もグループとして音楽活動を再開する見通しがついていない状態なんです」(レコード会社関係者)

 音楽活動を行わないのは、不祥事を受けて自粛していることだけが理由ではない。

山口さんの担当はベースでした。ベースはドラムとともにリズムを受け持つ大切なパートです。彼が抜けてしまっては、TOKIOはロックバンドとして成り立ちません」(同・レコード会社関係者)

 TOKIOは今年デビュー25周年を迎えるが、最悪のタイミングになってしまった。

「彼らは'14年に20周年ツアーを行って以来、ライブ活動をしていませんでした。25周年という節目でライブを再開しようとメンバーで話し合っていた矢先だったので、長瀬さんのショックは大きかったでしょうね」(同・レコード会社関係者)

 長瀬は過去の雑誌インタビューで、バンドに対する熱い思いを語っている。

《だからTOKIOで音を出すことが、僕にとっては1番なんですよ。何十年も重ねてきた、俺たちでしか出せないグルーヴがちゃんとある》

 松本とは対照的に、長瀬は芝居に対する熱量はそれほど高くはない。

彼は音楽やバイクなど、趣味にどっぷり浸かるタイプ。自分が大好きなものに夢中で取り組み、それを誰かと共有することをなによりの生きがいにしています。アイドルとして周りにどう思われるかよりも、いかに自分の好きなことをやるかを大切にしているんですよ」(前出・長瀬の知人)

岡田准一がかかえる悩みとは

 ジャニーズきっての演技派である、V6の岡田准一にも悩みがある。

「5月22日から5日連続で放送されるテレビ朝日系のドラマ『白い巨塔』や来年公開予定の映画『燃えよ剣』で主演を務めるなど、相変わらず大活躍。

 ただ、彼の中では納得いかない部分があるのか、周囲には、“俳優として評価されているのは、自分がジャニーズに所属しているからではないか。役者として本当に価値があるのかわからない”と話しているそうですよ」(制作会社関係者)

 手ごたえを感じているからこそ、演技に対する貪欲さも大きくなっているのだ。