ゴールデンウィーク終盤の5月4日、突如飛び出した驚きのニュース。
華原朋美が妊娠を発表したのだった。
しかもすでに妊娠6か月に入っており、華原の誕生月でもある8月には出産の予定だという。そして、お相手は《外資系企業にお勤めの一般の方です》とのことだ。
しかし、発表から1週間以上が過ぎたものの、このニュースはそれほど盛り上がっていないような気がする。それはなぜかーー。
まず、発表がゴールデンウィークのただ中だったことで“後追いするメディア”が少なかったこと。さらに、子どもの父親が特定できていないことで、材料が揃わずに大きく報じられなかったことも挙げられる。また、週刊誌の編集部も合併号などで、休むところが多く、記者たちは華原の妊娠どころじゃなかったのだろう。
芸能史でも類をみないパターン
発売中の『週刊文春』(5月16日号)によると、数か月ぶりの仕事となったあるイベントの仕事で発注した衣装や靴のリクエストが妊娠発覚のきっかけだという。
「ゆるやかな“服”と、かかとが高くない“靴”をリクエストしたのでしょう。個人差があるにしても妊娠6か月なら、お腹も少しは目立っていたはずです。その時点まで事務所には報告しておらず、彼女のごく近しい人しか知らなかったようです」(スポーツ紙記者)
同誌によれば、今後の仕事のこともあり発表せざるを得なかったのではないかというが、それにしても、この発表方法は芸能界の歴史を振り返っても、類をみないパターンではないだろうか。
普通、芸能人が妊娠したとなると、結婚発表と同時、もしくはたとえ入籍がまだであっても結婚を前提としていることがほとんど。そうでない場合は、極秘出産していたことを“事後報告”する場合か、隠していたのに週刊誌などにスクープされてしまうケースなどだろうか。
華原の場合はどれにも当てはまらず、妊娠公表としてはかなり稀なケースといえる。ここ数年でいえば、安藤美姫も今回と似たようなケースであったが、彼女もまた各メディアが“お相手の正体”について総力取材を行っていたと記憶している。
では、華原の子の父である“外資系企業に勤める一般人”とはいったい何者なのか?
取材をしても皆目見当もつかない状態で、いまのところ、突き止めたメディアはないようなのだ。これだけ情報が集まらないのは、男性に関する情報が厳重に管理されているからといえよう。
私が聞いた話によると今後、24時間体制で華原を”ベタ張り”する週刊誌もあるという。
「お相手の男性とは“不倫”関係である可能性もあります。男性に結婚の意思があったとしても、離婚が成立していなかったりで、まだ結婚できる状態ではないということも考えられます。また最悪の場合ですと、男性に結婚の意思がないかもしれません」(前出・週刊誌記者)
いずれにせよ、マスコミがいま、血眼になって、“一般男性”を追いかけているのは間違いないようだ。
果たしてどこが最初にスクープするのか、業界ではその話でもちきりとなっている。
華原は今月19日、栃木県の岩船山で開催される野外ライブに出演する予定だ。そこで本人から何か発表するという話も出ているが、まさかこの“妊娠発表”が、ライブにマスコミを集めるための話題作りなんてことじゃないだろうね。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。