整形で幸せになる人、ならない人の違い

──なるほど。ところで中には、整形してきれいになったはずなのに、いつまでもコンプレックスを気にしているような方も見かけますし、整形を繰り返して、1か所直すだけでは満足できなくなる「整形依存」の危険を感じる方もいます。実際、整形に依存してしまうケースは多いものなのでしょうか?

高須「他人から見てキレイかどうかより、自分で思い詰めて、気に病んで、その部分ばかり気にしてしまうという思考回路は、整形に限らず確かにある。でも、そんな数ミリの差を気にしてネガティブに暮らすなんて、もったいないよ! せっかく頑張って整形したなら、それに合うヘアメイクでもして、おしゃれして出かけてほしいなぁ」

──有村さんは整形後、周囲から笑顔が明るくなったと言われているそうですが、整形で幸せになる人、ならない人の違いはなんでしょうか?

高須結婚と同じ! 今を受け止めるか、アラ探しをするか。“わ~、エステじゃできないくらいキレイになった!”って思う人もいれば、“でもやっぱりココ、変じゃない?”って、鏡ばかり見て欠点探しする人もいる。でも、結果に満足するためにはクリニック選びこそ大事。しっかり情報を集め、カウンセリングし、納得してから受けるのがいいと思います」

──では、顔のコンプレックスで悩んでいる女性へアドバイスをお願いします!

高須「どうしても気になることがある人は、まずカウンセリングへ! 見た目がきれいになると自信がつき、明るくハツラツとなることも多いからね。あと、超タレ目にするとか、いま流行の顔はやらないこと! 10年後には流行遅れの顔になっちゃうよ! 流行や誰かのまねじゃなく、自分の顔に合った整形をしましょう」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年、愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授。
脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)