──男性アイドルもやせればOKというわけではなく、加齢現象と闘っているんですね~。なんだか親近感! では、ダイエット以外のクリニックケアでしたら、どのような対策がありますか?

高須ウルセラ』サーマクールで引き上げ&引き締めかな。これは電子レンジで生肉をチンするとキュッと縮むイメージで、小顔効果もあります。エイジングケア+小顔が一気にかなうので、今の芸能界ではマストって感じの施術だね。

 それと、櫻井くんは若いころからエラが目立つので、ボトックス注射』(筋肉に廃用性萎縮を起こさせ、小さく薄くすることで小顔効果が見込める注射)も効きそう! ボトックスは1か月くらいかけて細くなるよ。繰り返すたびに効果が安定するので、ちょっと戻ったかな? と思うころに4回くらい注入を繰り返すと、だいぶ小顔がキープできると思います。これもまた芸能界では人気トップの施術だね。

 これらに加えて、鼻やあごにヒアルロン酸を注入することで顔のメリハリを作り、全体的にシャープな印象に整えるという方法も」

必勝対策は若作りするよりも…

──なるほど。どれもダウンタイム不要ですし、忙しい櫻井さんにはぴったりですね。ところで、『news zero』と同時間帯の報道番組でメインキャスターを務める小川アナに、櫻井さんが好感度や視聴率的に勝つためには、美容的にどんなケアをするのがオススメでしょうか?

高須「報道番組なので、ふたりともピカピカのキラキラに若作りするよりも、知性や清潔感を感じさせることが大事だと思います。そうすると、肌のキレイさかな!」

──なるほど! テレビ画質も飛躍的に向上していますし、確かに美肌はウケそうですね。

高須「肌のくすみ・美白ケアとして、IPLレーザー』(顔に照射するとシミやくすみを薄くする効果がある)はいかがでしょうか? これもダウンタイム不要だし、約1か月に1回くらいのケアでOKだよ。あとはウルセラで口角を上げたり、レーザーでシミ除去、さらに美白点滴などもいいかも!」

──好感度アップのフルコースですね。これは効きそうです。ところで、あと数年で40代に突入する櫻井さんですが、顔のタイプからいうと、今後はどんな老け方をされるでしょうか? また、嵐活動休止後も人気を維持するための美的アドバイスをお願いします!

高須「櫻井くんの父親(元総務省事務次官・桜井俊氏)の顔タイプから思うと、たるみがちょっと心配かな? なので、ここまでに紹介したメニューやフォトフェイシャル』(光を照射することでシミなどの肌トラブルを改善する)などでこまめにメンテナンスするといいでしょう。

 あとは、ストレスをためない、やせすぎない、しっかり寝る、日焼け対策をすること! でもさ、40代になったら小川さんのほうが老けそうじゃない? 彼女、やせたらシワが目立つタイプだと思う!」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年、愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。昭和大学医学部客員教授。
脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)