では、お相手が女優でない場合はどうか。
妻がタレントの例では、名倉潤&渡辺満里奈、田中裕二&山口もえ、劇団ひとり&大沢あかね、藤井隆&乙葉、庄司智春&藤本美貴など。
また、女子アナの場合は、矢部浩之&青木裕子、内村光良&徳永有美、大竹一樹&中村仁美、日村勇紀&神田愛花などがいる。
ある芸能記者が言う。
キモイ芸人の好感度が向上
「引退しなくても、奥さん側がCMを中心に活動するなど、独身時代より仕事をセーブするケースが多いですよね。そして、奥さんとの“格差”的なものが比較的小さく、旦那さんのほうが売れているケースが多い。男性側が引け目を感じないということも、いいバランスのために必要なことではないでしょうか」
とはいえ、芸人と女優という組み合わせの結婚は、今後も増えていくのではと、前出の放送作家は見る。
「かつて芸人のステータスは、ぶっちゃけ低かったです。それが、今は、頭のいい人、おしゃべりがうまい人などが活躍することで、どんどんステータスが向上。山里さんだって、ずっとキモイと言われてきましたが、お笑いの実力はずっと認められている存在でした。
近年はさらに豊富な知識と論理的なしゃべり方などで知的なイメージもつき、蒼井さんが『尊敬している』と言うように、プラスのイメージに転換しました。出川さんやアンガールズの田中さんなど、キモイと言われた人たちの好感度がどんどんアップしているので、芸人さんたちが女優さんたちから見ても“素敵”と思われる傾向は、今後も強まる気がします」
すれ違いを抑え、この先も「尊敬されること」が続けば、ふたりも円満の夫婦になれそうだ。
<取材・文/渋谷恭太郎>