数年前なら考えられない商品も
若い女子に大ブームのタピオカミルクティーだが、これも続々とアイスになっているという。
「『タピオカティーラテ氷』(ファミリーマート)や雑誌『Hanako』監修の『タピオカウーロンミルクティアイスバー』など。冷凍下でも、タピオカのモチモチ食感がちゃんと生きています。ブラックタピオカ風のもちが入った『ロイヤルミルクティーバー』(セブンプレミアム)なんてものも」
昔のかき氷といえばシャリシャリしていたが、昨夏はフワフワ食感のかき氷もブームに。
「それを受けて出たのが『蜜と雪』(森永乳業)や『スイーツ氷』シリーズ(セブンプレミアム)。アイスと氷を混ぜたようななめらかな味わいで、さまざまなフレーバーがあります」
数年前であればもちもちタピオカも、ふわふわ氷も、市販のアイスでは考えられなかったという。まさに、メーカーの技術力!
「昨年から冬だけでなく、通年販売されるようになった『雪見だいふく』(ロッテ)も、以前よりもずっともちが柔らかいです」
定番商品でも、久々に食べてみると味や食感の進化に驚くかもしれない。
「あと、ハズせないのがチョコミントですね」
最近は“チョコミン党”なる言葉が生まれるほど大ブームだが、かつては“歯磨き粉の味”とも言われ、敬遠する人も多かったはず。なぜ今、ブームが?
「もともとチョコミントは'70年代に『サーティワンアイスクリーム』がアメリカから日本に持ち込んだフレーバー。確かに、日本人は苦手とする人が多かったんですが、最近は、チョコミントも味が多様化し、食べやすいものから、強烈なものまで、いろんなタイプが出ています」
ちなみにチョコミントブームの火つけ役はセブン-イレブン。チョコミント好きな商品開発担当者がPB商品でチョコミント味を作りまくり、各社が追随するようになったとか。
「比較的、初心者向きなのは、『ぎっしり満足!チョコミント』(グリコ)かな。上級者向けだと『The チョコミント』(明治)や『さわやかすぎ~。やりすぎチョコミントバー』(赤城乳業)など。強烈な刺激が味わえます」