大麻取締法違反の罪で起訴された田口淳之介被告と小嶺麗奈被告の初公判が、7月11日、東京地裁で行われた。
「共犯関係にあることから、2人一緒の公判となりました。田口さんは黒いスーツ姿で、小嶺さんは白のストライプシャツにグリーンのパンツ。ともに起訴内容を認めました。検察は懲役6か月を求刑しました」(スポーツ紙記者)
仕事や人間関係のストレスから大麻に手を出し、定期的に使用していたという。
「弁護人から田口さんについて聞かれた小嶺さんは“交際を続けるなら結婚したいと思っている”とプロポーズのような発言をしました。田口さんも“これからも一緒に交際を続けていきたい”と答えていて、お互いを思っていることが明らかになりましたね」(同・スポーツ紙記者)
さらに法廷では“今後も芸能活動を続けていきたい”とも話していた田口被告。しかし、それはなかなか難しそうだ。
「日程も会場も決まっていたライブツアーは、すべてキャンセルになりました。田口さん主演の映画の話も白紙になり、インディーズ前に短い間契約していた『ユニバーサルミュージック』とも円満に別れたわけではないといいます。正直、彼と一緒に仕事をしたいという人は、当分現れないでしょうね」(レコード会社関係者)
別れたほうがいい
判決公判は7月30日に行われるが、量刑はどのようなものになるのか。『弁護士法人・響』の 西川研一代表弁護士に話を聞いた。
「懲役6か月に執行猶予が1年から3年ほどつく形になると思われます。懲役1年6か月に執行猶予が3年程度つくのが一般的なので、今回の求刑はそうとう軽いと思います。なんらかの形で、司法取引が行われたというのは予想できます」
ともに暮らすマンションで、大麻を使用していた2人。お互いが別れない意思を法廷で明らかにしていたが、判決に影響はあるのだろうか。
「過去に犯した罪に反省の色がなく、それを前提とした関係を続けていきたいということであれば、悪い情状として考慮されると思います。しかし今回は完全に薬物を断ち切るために支え合って生きていきたいとのことなので、大きく量刑に影響する可能性は低いと思います」(西川弁護士)
執行猶予期間中、会うことや同居することへの制限はないとのことだ。
しかし、回復支援の日本ダルク代表の近藤恒夫さんは、
「ダルクでいえば、それぞれが違うグループに参加して、治療したほうがいいと思います。恋人と大麻をやっていた過去があれば、どうしてもそれにとらわれて完全に自立することが難しいからです。1度しっかりと別れて、自分の力で治療していかないと完治は難しいと思います」
再起への道は険しい─。