ドラマ『トクサツガガガ』(NHK)では特撮にハマるOL。『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(テレビ朝日系)では、ラッパーゾンビに立ち向かうヒロインを演じるなど、個性的な作品への出演が続く小芝風花(22)。最新作『べしゃり暮らし』では、漫才に青春を捧げる女子高生・鳥谷静代を演じている。

慣れない漫才シーンに悪戦苦闘!

“大阪出身だったらお笑いもイケるでしょ?”と言われるのですが、私から言わせるとそれは関西ハラスメントです(笑)。見るのとやるのはまったくの別モノなので、漫才シーンを演じるときは毎回、憂鬱でした……」

 演出は役者や執筆活動も行う劇団ひとりが担当。劇中で披露されるネタの一部もオリジナルで作ったそう。

「お芝居もされる方なので、演じる側の気持ちを優先して、私たちがやりやすいように変更していただいたり、アドバイスもいただきました。ただ、私もひとりさんも人見知りなので、コミュニケーションをうまくとるのに時間はかかりました(笑)」

 慣れない漫才シーンに悪戦苦闘しているだけに、撮影が終わったら「地元に帰って息抜きしたい」と笑う。

早く楽になりたいです。地元は心休まる場所なので、撮影が終わったら祖父母や友達に会いに行こうかと。でも子どものころから通っていたお好み焼き店が最近、閉店してしまったので、どこに行けばいいのか……(笑)

 今後は時代劇にも興味がある様子。

「最近通えていないのですがアクション系に挑戦したいので、殺陣の稽古に通っています。あと乗馬や茶道も時代劇をやるときに生かせると思うので、身につけておきたいですね。でも、この夏は怒ったりぶつかったり全力投球した漫才師役をぜひ見てください!」

好きなお笑い芸人は?

「漫才で好きなのはNON STYLEさん、パンクブーブーさん、和牛さん。あと友近さんは、朝ドラ『あさが来た』で共演させていただいてから、食事に行ったり、『ルミネtheよしもと』にも見に行かせていただきました。友近さんのキャラクターになりきる力は、女優としても尊敬しちゃいます

土曜ナイトドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)
7月27日スタート 土曜夜11時15分~
出演/間宮祥太朗、渡辺大知 ほか