いよいよ1964年東京オリンピック編に突入する大河ドラマ『いだてん』。何かと視聴者をザワつかせたけれど、最終章には豪華キャストも新登場! “いだてんワールド”を堪能しちゃいましょう。
身近な有名人も続々登場!
これまで駆け抜けてきた金栗四三役の中村勘九郎と田畑政治役の阿部サダヲが、ついにクランクアップ!
「今はまだ実感がわかないんですけれど、これだけ長い作品に携わると、もうファミリーになっていますので、このチームと別れるのはさみしいですね。役者人生の宝物になりました。本当に1年半、ありがとうございました!」(中村)
「田畑政治のことが好きなので、まだやっていたいという気持ちもあります。かかわった役者の数がものすごく、中でも治五郎(役所広司)さんとのシーンが思い出に残っています。今日、最後の撮影でも頭をよぎりました。みなさん本当にお疲れさまでした。楽しかったです」(阿部)
クライマックスを迎えてもまだまだ波瀾万丈な(?)物語も加速していく中、『いだてん』制作統括の訓覇圭プロデューサーに、今後の見どころや展開を教えてもらいました!
Q. 今後の見どころは?
A. 1940年の東京オリンピック返上、そして敗戦を経た田畑たちが1964年の東京オリンピックにどのような希望を託していったのかを描いていきます。時代が現在にグッと近づくので、東洋の魔女、市川崑、丹下健三など、身近な有名人も続々登場します。
高度経済成長を迎え活気に満ちた東京を舞台に、これまで紡いできた金栗四三、田畑政治、そして古今亭志ん生の物語が東京オリンピック当日に向かってどう結びつき、クライマックスを迎えるのか、注目してください。
Q. これからどんな展開が待ち受けてる……?
A. 第40回(10月20日放送予定)で東京へのオリンピック招致が決定しますが、そこから開催まで、順風満帆とはいきません。選手村をどこにするか、ポスターのデザイン、聖火リレーのコース、盛り上がらない日本国内など、2019年の今と重なるような問題が山積み。
田畑は持ち前の勢いで半ば強引に問題を解決していきますが、そこに浅野忠信さん演じる川島正次郎が最大の壁として立ちはだかります。大きな挫折を味わうことになりますが、それでもオリンピック愛を貫く田畑はあきらめません。最終回は1964年10月10日、快晴の開会式当日の朝から始まります。