嫌われる要素しかない女性、“リカ”
主人公のリカを演じる高岡は、台本を読んだ感想をこうコメントしている。
「嫌われる女性を演じたことは過去にたくさんありましたが、ここまで救いようがなく、嫌われる要素しかない女性を演じた経験はありません」
自称28歳のリカは、年齢、経歴、現住所もすべて詐称。
過去も謎で心に闇を抱えているが“女は28歳で結婚し、家庭に入るのがいちばん幸せ”という信念の持ち主。
その考えのもと、真剣に恋をしては生涯のパートナーを追い求めている。
優しい言葉をかけ、自分を認めてくれた男性を“運命の相手”と思い込み一直線に突き進もうとする。
「リカの行動に異を唱える人は除去されるし一見、仲よくしてても、利用されていたりと、安全地帯にいる登場人物は誰もいません。みなさんには、まずは狂気のリカの行動に恐怖を感じていただきたい。そして、自分も襲われているような怖さを味わってください。さらには、リカの心の闇の部分も感じていただけたらと思います」(河角P、以下同)