異例すぎる判決の延期

 今後の対応について、小嶺被告の弁護士である、日本羅針盤法律事務所の望月宣武氏に話を聞いた。

──2か月以上も判決が延期となった理由は?

具体的な理由は公判廷で明らかになるはずです。捜査機関側に原因があり、田口さんや小嶺さんにはまったく責任はありません

──10月21日は、公判をやり直すということですか?

“やり直し”ではありませんが、第1回公判でいったん終結した弁論を再開して継続審理となります

 “検察側の原因”という点について、東京地方検察庁広報室に問い合わせたところ、

「個別の事件に対する取材は受け付けておりません」

 とのことだった。

 21日の公判ではいったい何が語られるのだろうか。