上皇ご夫妻が訪問を望まれていた
韓国とも、先の大戦の植民地支配が原因の歴史問題でたびたび紛糾。
最近では徴用工問題に端を発した日本側の対応などで、韓国世論が沸騰し両国の関係は「戦後最悪」ともいわれている。
「東アジアの国々とは政治的に微妙な状況で皇室が立ち入ることはできませんが、環境が整えば令和の両陛下のご訪問はありうると思います。
特に韓国は、上皇ご夫妻が訪問を望まれていたともいわれているので、その悲願を令和に果たされることは意義があると思います」(渡邉さん)
アジア諸国との関係でいえば、上皇ご夫妻は戦没者慰霊の旅を続け、海外にまでお出かけになり犠牲者の霊を慰めてこられた。
「上皇ご夫妻は、戦没者慰霊の旅をサイパン、パラオ、フィリピンなど南方の太平洋地域で続けてこられました。
しかし、先の戦争ではシベリアや中国東北部などでも多くの犠牲者が出ているので、現在の両陛下は、そちらでの慰霊も心にとめられているはずです」(同)