三ツ本容疑者は、20年ほど前に両親が離婚したあと、現場に隣接する西東京市の都営住宅に引っ越してきた。
小・中学校の同級生は、
「小学校の高学年のころに転校してきました。1つ上にお兄さんがいて、下に妹がいます。おとなしくて、目立たないタイプだった。でも、漫画が大好きで、当時、流行っていた少年ジャンプの『NARUTO』や『ONE PIECE』の話をしていたことだけは覚えています」
探偵という職業へのこだわり
そのころにはすでに二岡さんは、三ツ本家に転がり込み母親と内縁関係に。容疑者に対して厳しく接していたという報道もあった。
中学校の同級生は、卒業アルバムを見て、同じクラスだったことを思い出したという。
「存在感は薄かったですね。中学時代は帰宅部でオタク系だったので、話をした記憶はほとんどありません。でも、普段はおとなしいですが、機嫌がいいか悪いかは一目瞭然。悪いときはバタンと大きな音をさせて椅子に座ったり、壁など物に当たったりしていましたね」
高校時代は、特進コースで学び、卒業後は大学に入ったようだが……、
「成人式のときに会ったら“大学はすぐにやめて働いている”と言っていました」(前出・同級生)
その後は介護関係や、コンビニなどの仕事を転々として、都内の探偵事務所でも数か月働いた。
「あそこは素人ばかり集めて、給料の未払いが多いと聞いている、極めて評判の悪い事務所ですよ」(業界関係者)
容疑者も同じく、給料の件で訴訟ざたになっているというが、探偵という職業にはこだわっていたようだ。