ほかにも面白いことがないかな、と思いながら…
話題作に引っ張りだこの要だが、もともと芸能界には興味がなかったと語る。
「小さいころからスポーツが好きで、陸上をずっとやっていくんだと決めていたんです。でも、挫折して高校3年のときに進路を決めろと言われたんですが、会社に入るとか考えてなかったし、18歳でまだ一生を決められないなって。それに東京に出たかったので、口実として俳優を目指そうと思いました」
その後、上京しバイト先でスカウトされ『仮面ライダーアギト』で俳優デビュー。
「アギトのときはこれっきりで辞めようと思ってました。思うような演技ができず、監督にもビシバシ怒られ毎日ヘコんで。これは本当に向いていないんじゃないかって本気で思っていました。
それで辞めようと考えていたのですが、アギトが終わりそうになったときに、次のお仕事が決まったので、じゃあもう1回だけ頑張ろうって。そうしているうちに、それこそ『新・愛の嵐』のときもそうですが、たくさん反響をいただいたり、面白いって思ってくれる人がいるのなら、次もできるのではと考えるようになったんです」
そこから、俳優としてやっていこうという決意を?
「いや、俳優としてやっていく決意は、いまだにしてないんです(笑)。たまたま仕事が続いているだけだと思っているので。先は決まっていない仕事ですし、ほかにも面白いことがないかなと思いながら、日々生きています」