反社との接触と税務申告
芸人たちの不満を解消するための苦肉の策では? という声もあるようだ。
「今年から吉本芸人のタクシー代が全面カットになったんです。仕事で深夜に移動する場合や、最寄りの駅からタクシーでしか移動できない場所へ行く場合も例外は認められないとか。
若手芸人はショッピングモールなどの営業が収入の柱だったりすることも多い。それなのに駅から遠く、バスも走っていない会場だと、ギャラの半分ぐらいがタクシー代で消える……というケースも出てくるので、ブーイングが起こっているんです。だから5万円以下の直営業を認めることで、“これでギャラを補てんしてね”という意味合いもあるのでは?」(放送作家)
5万円以下の直営業をOKしたことについて吉本興業に問い合わせると、
「昨年末よりタレントに対する契約説明会を進めております。会社を通さない直営業については、金額に関わらず、(1)反社会的勢力との接触可能性がある、(2)受領する報酬について適正に税務申告をしなければならない、という2点について懸念がありました。
そこで、この点をクリアするため、直営業についてはすべて会社に報告してもらい、会社の方で属性調査をしたうえで問題のない案件のみ稼働を認める、報酬についても会社を通して振り込む、として、上記懸念を最大限解消するためのルール化をしました。以上の内容を資料をもとにしてタレントへ説明しております」
闇営業騒動の余波はまだまだ続きそうだ。