のりピーに警察、「もう無罪でいいよ」
保釈後、その可憐な姿で話題になったのが、酒井法子(48・当時37)。
「当時の夫が覚せい剤で逮捕され、妻だったのりピーにも逮捕状が出たのに、そこから6日間逃亡、ワイドショーでも連日特集を組んで視聴率も上がりました。ラリってる写真なども公開されていき、イメージがガタ崩れした中、保釈されたのりピーは、ロングヘアをバッサリ切ってショートスタイルで当時のアイドルのまま。涙を浮かべて謝罪する姿に当時の警視庁職員は“もう無罪でいいよ”などと言ったほど(笑)」(ワイドショーディレクター、以下同)
その酒井法子を超えると期待された沢尻エリカ(33)は、保釈時に姿を見せずいまだに公には出てきていない。
公に出てきて物議をかもしたのは12位の元KAT-TUNの田口淳之介(34・当時33)。突然、報道陣の前で土下座し謝罪した。
「留置場前にいた数人のファンも引いていました。そこまであなたに興味ないですよ、と口にする人も大勢いました」
田口と同じく元KAT-TUNの田中聖は逮捕されたものの処分保留で釈放されたため、保釈金の支払いはなかったが、集まった報道陣に頭を下げた。
そもそも、保釈時に報道陣に頭を下げる習慣はいつから始まったのだろうか。
「堀江貴文さん以降、多く見られるようになった印象です。堀江さんは勾留期間も94日と長く、事件も謎が多かったため、こぞってワイドショーなども取り上げ、東京拘置所前で張り込みをしている報道陣が多かった。
昔の芸能人は保釈後に会見を開くことが多く、薬物をパンツに隠して見つかり逮捕された故・勝新太郎さんは“もうパンツをはかない”と会見で言い放ち、話題を呼びました。田代まさしさんの1度目の逮捕の際の“ミニにタコ”というギャグのため盗撮したという苦しまぎれのジョークは今でも語り継がれています」
ゴーンの15億円を超える有名人は現れるのだろうか。
「ZOZOの前澤社長が逮捕されたらありえるかもしれませんが、そんな予想は不謹慎ですよね(笑)」
多くの人に夢を与える芸能・有名人。保釈金を払うことなく憧れの存在でいてほしいものだ。