“結婚を認めてほしい”という思い
結婚が再延期となれば、今年の5月以降に控える皇位継承の議論にも影響すると話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「ご結婚の時期が未定のまま延期となれば、『女性宮家』などに関する議論に影響を与えます。“小室さんが皇族になる”ことも視野に入れて検討する必要があるからです。小室さんは眞子内親王殿下が嫁いでくることを前提にプロポーズされたわけですが、女性宮家が認められると、逆に小室さんが皇室に入ることになります。
また、皇室会議で結婚の可否を審議する必要もあるでしょう。これらは小室さんの意思とは異なることであり、人権侵害にもなりかねません」
仮に女性宮家の創設が決まり、眞子さまが皇室に残ることになると、小室さんとの結婚に反対する声が大きくなり、縁談が遠のいてしまう可能性がある。
問題を解決するためには小室さんが“国民からの理解と祝福を得る”ことが絶対条件だが、小室さんがアメリカから帰国する予定について、代理人弁護士に聞いてみると、「現状では帰国の予定はありません」とのことだった。
「ここまでこじれてしまったため、国民がおふたりの結婚を祝福する状況になるのは難しいかもしれません。小室家が抱える借金トラブルの発覚後、小室さんサイドが迅速かつ丁寧に対応しなかったことが大きな原因だと思います。
この状況を打開するには、例えば、おふたりで会見を開くなどして、現状の問題や今後の方針などの説明や“結婚を認めてほしい”といった思いを伝えることができれば、風向きが変わる可能性はあるかもしれません」(河西さん)
“月と太陽”のおふたりは、このまま離ればなれになってしまうのだろうか─。