本当の愛は与えるもの
小澤征悦の思う、“内面の美しさ”とは……?
「相手を思いやる気持ち、思いやりの心を持っていること、でしょうか。この人を支えてあげたい、助けてあげたいという気持ちって、相手に“与える”ということを無意識にできる人が持っている感情だと思うんです。
昔からよく、“恋は奪うもので、愛は与えるもの”と言いますけど、相手から与えてもらうことばかりを考えるんじゃなくて、自ら与えることができる人は、本当の愛を持っている人なんじゃないかなと思います」
とことん笑えて、ホロッと涙も。ドラマでは、そのギャップがいちばんの見どころだという。
「人って笑うことによって、心の中にある警戒心や無意識に張ってしまうバリアみたいなものが、スッと下がっていくと思うんです。
僕が吾郎を演じているのを見て、みなさんには“こいつ、バカだなぁ”って笑ってほしい。そして心の中にあるバリアが下がったときに、物語の中にちりばめられた“愛”がまっすぐ入ってきてくれると思います。
僕も台本を読んで、面白くて笑っていたのに気がつくと泣いてるんですよ。本当、ずるいな〜って感じるドラマになっています(笑)。
もちろん、いい意味の“ずるさ”であって、ドラマを見た人たちが“元気をもらえた。明日も頑張ろう”って思ってくれたらうれしいです。そのために、撮影では“馬鹿をまじめに”を徹底してやろうと思います」
■制作発表会見“W多恵子”からのファーストバイトに「2倍おいしいです♪」
小澤征悦、塚地武雅(48)、本上まなみ(44)、福本莉子(19)が登壇したドラマ制作発表会見。キャスト陣には完全サプライズで、原作の阿部潤先生からイラスト入りケーキのプレゼントが! このあと娘のトモを演じた福本から、「はい、パパ!」とクリームをぬぐうためのティッシュが渡される場面も。
“も一度”挑戦したいことは?
「抽象画を描くのが趣味なんですけど、ここ最近は忙しくて描けてなくて。この間、嵐の大野智くんとCMで共演したんですが、彼も絵を描くのが好きだということを聞いて“今度、一緒に描こう”なんて話をしました。今年中に、なにか一緒にできたら、なんて思っています。大野くんは、すごく緻密で繊細な絵を描く方ですけど、僕が描くのは抽象画なので、どちらかというと大胆なテーストなんです。対照的な絵を描く2人だから、どういうふうになるのか自分でもワクワクしています」