「不倫する男性の大半は性欲が理由」
同じく妊娠中に夫の宮崎謙介元議員に不倫をされてしまったのが元衆議院議員の金子恵美氏。なぜ、離婚を選択しなかったのだろうか?
「うちの夫は欲に負けた火遊びレベルだったのが大きいですね。1度でも不倫は許せない! という価値観の女性も多いと思いますが、私の場合は火遊びであれば、許容範囲内。もともと夫の脇の甘さについてはわかったうえで結婚していますから(笑)。ただ東出さんのように、相手の女性への気持ちが感じられる不倫はダメ。それは夫婦の尊厳を傷つける行為です。私も夫にそんな行動をされたら、離婚を考えますよ」
金子氏が不倫をした夫との関係を修復するために取ったのが“北風と太陽作戦”。
「夫の場合、不倫が報じられたとき現役議員だったこともあり、世間さまからさんざん叩かれ、どんどん弱っていきました。そんな状態のときに私がさらに追い込んでしまったら、救いを求めてまた浮気をしてしまうのでは……と思ったんですよね。
あと“反省して生まれ変わる”という夫の言葉を信じて、うちの親とともに寛容な対応をとることにしました。人間は弱っているときに優しくされると、この人を裏切ってはいけない……と思うはずなので、似たような過ちはもう起こさないと信じています(笑)」(金子氏)
前出の露木氏も離婚を避けたいなら、妻の意識改革も必要だと話す。
「不倫する男性の大半は性欲が理由。仕事や人間関係などでストレスがたまると、ストレス発散の方法として不倫をしてしまう男性も。なので夫にストレスを与えない環境づくりや、夫婦のスキンシップを増やすなど、ライフスタイルの見直しも必要でしょう」
また「大前提として不倫はいけないこと」と前置きしながら、離婚に発展しない不貞夫の傾向をこう分析する。
「収入が高く、自分に自信のあるタイプは既婚者であることを隠さずに女性を口説く人も多い。“奥さんと私、どっちが大事?”と聞かれても明言を避けるなど、相手を本気にさせないテクニックがある。それができないタイプの人は不倫する=最悪の結末になると肝に銘じておくべきでしょう」(露木氏)
幸せな結末にならないことが多い不倫。不貞をする夫が減ることを願うばかりだ。