結婚観=2人で作り出すもの
柄本「女性は常によく考えてる。クールだよね」
妻夫木「知らず知らずのうちに、女性はいろんなものを我慢しているのかもしれないね」
間宮「僕もいつか結婚したら……いろいろと気をつけます(笑)」
男女間の、かなり深いところまで斬り込んだ本作。自身の中で、“愛”のとらえ方に変化は?
柄本「難しい質問!」
間宮「本質がバレちゃいそうな」
柄本「僕は結婚して子どもがいるので、変化はないな」
妻夫木「間宮くんは今回、結婚してる役だけど、何か、結婚観とか変わったりした?」
間宮「それが、結婚観ってものが、まだないんです。今回演じてみて、そういうのってないほうがいいんじゃないかなって思ったりもして。結婚観って2人で作り出すものだから、ひとりで持っておく必要がないのかなと」
柄本「なるほど。逆に勉強になりました(笑)」
■愛し続けたいもの
妻夫木「生まれたばかりのわが子かな。生まれ変わっても愛したいくらい、愛してます。もう、一生見ていられるくらい(笑)。撮影とかで家を離れるのが多くなることもあると思うんですが、時間が許す限りは一緒にいて、いっぱい子育てしたいと思います」
■結婚には憧れる?
間宮「仲がいい役者の友人が結婚して、醸し出す雰囲気が変わっていくことへの興味はありますけど、僕自身は未知の世界。今回、“夫”という役を演じて、妻も、奥さんである前にひとりの女性であることを忘れちゃいけないなと。そこへの配慮が足りないと、大変なことになるという教訓を得た気がします(笑)」
■モテる男とは?
柄本「僕、高校時代は、ジーパンにTシャツを着て、下駄をはいて文庫本をポケットに差してるのがカッコいいと思ってたら、女子たちが描く“カッコいい”とは全然違って(笑)。自分では100点満点のつもりだったけど、実際には0点! いろいろ学んだ学生時代でした……」
映画『Red』2月21日(金)全国公開
家庭を持ち、経済的にも恵まれ、何ら問題のない生活を送っていた塔子(夏帆)。だが、10年ぶりに“かつて愛した男”鞍田(妻夫木聡)と再会してしまったことで、彼女の運命の歯車は狂いだし──。