「『新春豪華歌の祭典2020』にお越しいただき、ありがとうございます!」
攻めまくりだけど、歌は超・真剣!!
13回目となる、演歌のビッグイベントが東京国際フォーラムで。オープニングは山川豊(61)、田川寿美(44)、水森かおり、氷川きよしで『東京五輪音頭』を晴ればれと。第1部は、音楽バラエティーショー仕立て。
それぞれの代表曲を誰かが歌うシャッフルコーナーでは、きよしが水森の『熊野古道』を披露。水森による『情熱のマリアッチ』では2番からきよし本人も参戦し、超ノリノリ♪
カバーコーナーでは、誰もが攻めまくり! きよしはカツラをかぶって『函館の女』(北島三郎)、赤ちゃんの人形を抱きあやしながら『孫』(大泉逸郎)。極めつけは、山川による『先生』(森昌子)。まさかのセーラー服&おさげ髪……!
完全に笑いを取りに来ているのに、歌だけは超・真剣。このギャップに会場はドッカンドッカンの大爆笑。
デュエットコーナーは、何といっても『昭和枯れすゝき』。その世界観に入り込みまくるきよしに吹き出しちゃった水森も、負けじとそのノリに食らいついていく。まさに競演。確かな歌声とオーバーリアクション芸(?)が見事だった。
第2部は辰巳ゆうと(22)がステージを守り、4人が会場の通路を練り歩く撮影タイムからスタート。
「もうみなさん、きーちゃんきーちゃんって言ってくださって。かわいい、かわいいって言ってくださって♪」
と、きよしも楽しそう。
そして『大丈夫』は元気いっぱいに、2月4日に発売になった『母』はしっとりと。フィナーレは5人で『好きになった人』。昼夜2公演で1万人。誰もが腹をかかえ、じっくり歌に耳を傾けた。これぞエンターテインメント! という2時間半だった。