「日本酒飲みたいなぁ」
NHK朝ドラ『スカーレット』の撮影現場で、こんな切ないつぶやきが聞こえてくることがあるそうな……。
「主人公の幼なじみ大野信作役の林遣都さん(29)が、思わず心の声を漏らすんです。撮影の空き時間はキャストやスタッフが一緒になって世間話をすることも多いのですが、林さんは日本酒の話をするときの熱量がすごい。どうやら、都内に行きつけの日本酒バーがあるみたいなんです」(芸能プロ関係者)
'18年には『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)に出演。田中圭演じる春田創一のお相手・牧凌太役で大ブレイクした。可愛らしさと健気さが女子を引きつけたが、そんな“おっさん”ぽい趣味があったとは!
行きつけの日本酒バーで“演技論”
「日本酒がオジサマの好物なんてイメージは昔の話ですよ。今はとっくりとおちょこではなくてワイングラスで飲んだりもしますし、合わせる料理もおしゃれなものが増えました。女性にも人気ですよ」(グルメ誌ライター)
林が通っているのは、都内のおしゃれタウンにある日本酒バー。ガラス張りのスタイリッシュな店構えは、まるでビストロのような雰囲気だ。
「よく来店しますよ。いかにも芸能人というような近寄りがたい雰囲気ではなく周りのお客さんとも気さくに会話してました。この店はオーナーが“日本酒のカリスマ”と呼ばれている女性で、飲む人の好みに合わせて日本酒を選んでくれるんです」(常連客)
林のお気に入りは、濾過する前の白く濁ったどぶろく。
「いちごと洋梨を使ったフルーツのおつまみをアテに飲んでいますね。オーナーとは仲よしで、だいたい1人でやってきて奥のカウンターで談笑しています。日本酒の話をするのが楽しいみたいです」(同・常連客)
店内の白い壁には芸能人のサインが多くあり、林の名前の下には“日本酒を学びます”というコメントも。ただ、ここ最近は彼の姿を見なくなったという。
「『スカーレット』の撮影は大阪で行われていますから、こちらには来られないんでしょうね。オーナーと飲んでいるときは、笑顔で“役者っていうのはさ……”と演技論を語ったり、“世界一の俳優になりたい”という大きな夢を打ち明けたりしていました。ときには浮かない顔をしてうなだれていることもありましたが、オーナーは“うんうん”とお母さんのように話を聞いてあげていたのが印象的でした」(別の常連客)
朝ドラの撮影も終わり、東京に帰ったら思う存分、大好きな日本酒を飲みに行くんだろうな。