「このことで夫婦の絆が壊れることもございません。離婚することも1億パーセントございません」
3月5日、司会を務める情報番組『グッとラック!』(TBS系)の冒頭でこう発した立川志らく。この日発売の『週刊文春』で《アイドル妻(38)と弟子の自宅前「わいせつ」行為》との衝撃の記事が報じられたからだ。
'06年に結婚、ふたりの子がいる妻の酒井莉加と志らくの弟子である立川うおるたー(25)に不倫疑惑が降りかかっているという。
「“夫婦同然”を感じさせる関係性や、車のなかでそういった行為に及んでいる瞬間が写真つきで詳報されました。『文春』の直撃取材をうけた彼女は否定を示しながらも、最終的には“私は酔っ払ってチューとかハグしちゃう。交際関係もなくそういうことしちゃう私の頭がおかしいんです”と言ってのけたのです」(スポーツ紙記者)
今までに類をみない“開き直り不倫”で耳目を集める酒井とはいったいどんな女性なのか──。
「お前生きてる価値ないやろ!」
「彼女は子どものときは人一倍、正義感が強かったですね。小学生のときは日本国籍ではないからという理由でいじめられている友達の味方になったところ、逆にいじめにあうことになりました。上履きに画びょうや消しカスを入れられたときは、いじめグループに向かって“死ねよ! お前生きてる価値ないやろ!”と叫び、主犯格の生徒と張り合っていました」(酒井の知人)
「陰口が何よりイヤだったからすぐ人にキレていた」という“パンク”な性格ゆえ、高校生時代もいじめられていたという。その後、彼女は19歳のときにアイドルグループ『Link Link Link(リンクリンクリンク)』のメンバーとして芸能活動を始める。
「インターネットを中心に活動するアイドルという触れ込みですが、イベント出演やグラビア撮影が主な活動内容でしたね。当時から周囲には“こんなはずじゃ……”と漏らしていました。それは雑誌のインタビューなどでも明らかで、何かと“女優に挑戦したい”と発言していましたね」(アイドル業界関係者)
同アイドルグループの解散後、願いがかなって女優としても活動。志らくが監督をつとめた映画『SF小町』にヒロインとして出演したことがきっかけとなり交際がスタートした。当時、酒井はまだ20歳だった。
「彼女の父親が立川談志のファンだったということもあり、もともと落語に親しんでいました。
アイドルをやめたあと、パンクバンドを組んだりしていましたが、そのときにタトゥーを入れています。両足にデカデカと、そして腕にも彫られています。彼女のタトゥーに刻まれた“TOO FAST TO LIVE TOO YOUNG TO DIE”という文字は彼女が敬愛するパンクバンド、セックス・ピストルズのベーシストであるシド・ヴィシャスの自伝映画に出てくるセリフです。もとから彼女のパンクな生き方を知っている人は今回の件を聞いても特に驚いてはいませんよ」(落語関係者)
あの立川談志の弟子である志らくは、そんな彼女の“パンクな一面”を愛しているのだろう。
「酒井さん自身も志らくさんへの愛情がないわけではなく、むしろ愛してやまない部分が大きい。志らくさんは、今回報じられた彼女の自由奔放な行動についても傷つきながらも許すのだと思います。離婚はないと発言していたのも本音だと思いますよ」(落語関係者)
よくワイドショーで“不倫は夫婦の問題だから他人が首をつっこむべきではない”という議論が巻き起こるが、今回はまさにそれを体現しているのではなかろうか。
<取材・文/野口侑弥>
◎週刊誌記者・編集を経てフリーに。現在も取材活動を続けている