新型コロナウイルス感染が世界規模で広まる中、中国ではこれをテーマにした全20話のドラマ作品『在一起』が早くも制作されることが明らかになった。
人気脚本家や、豪華俳優の名も挙がる
制作会社・上海耀客伝媒公司が中国版ツイッターを通じて、テレビ・新聞・出版を管轄する国家広播電視総局の指導のもと、新型コロナウイルスとの戦いを描くドラマ『在一起』の制作準備に入ったことを明らかにしたもの。ドラマは全20話で、2話ずつ10編のストーリーを展開するオムニバス形式となり、それぞれに人気脚本家を起用する。
脚本担当の1人に名前が挙がっているのが、中国版『家売るオンナ』など人気作を送り出している六六(リウリウ)氏。今月はじめに中国版ツイッターを通じて、ウイルス感染の発生地となった武漢市へ入り、取材を続けていることを明らかにしている。
医療関係者の現場での奮闘や、患者と家族の絆が描かれると予想される『在一起』だが、ネット上では、中国政府による専門家チームのトップで、呼吸器疾患の権威である中国工程院の鐘南山氏を誰が演じるのかが早くも話題に。
最有力候補とネットユーザーが推すチェン・ダオミン(陳道明)をはじめ、タン・グオチアン(唐国強)やリー・シュエジエン(李雪健)、ワン・ジーウェン(王志文)といったいずれ劣らぬ名優たちの名前が挙がっている。
なお、『在一起』は今夏に撮影が行われ、建国記念日「国慶節」を迎える今年10月にオンエア予定と報じられている。(Mathilda)