イム子:なるほど! “ゆり子チーク”は定番人気の注入系メニューでできている可能性があるんですね! 注入といえば、映画の完成披露でたまにパンパンというか、妙にハリがある中山美穂さんのお顔を見たことが……(と、写真を見せる)。これもヒアルロン酸注入でしょうか?
入谷先生:そうですね~、ヒアルロン酸を注入したようにも見えますが、もしかしたら最近大人気の『水光(すいこう)注射』かも? これは加齢による頬のくぼみや小ジワなど、悩みに合わせてボトックスやヒアルロン酸、ビタミンなどをブレンドして注射するもので、顔全体にハリが出て、美肌効果があります。
イム子:それは受けてみたいですね!
入谷先生:短時間でできるのでおすすめですよ。それと中山さんは目の周りもちょっと老化が目立つので、目の周り専用のたるみ治療『サーマクールアイ』もおすすめです。
二重顎になりやすい骨格とは
イム子:たるみ対策で有名な『サーマクール』に目元用があるんですね! これも気になります。ところで私もそうですが、太ったのとは関係なく、年齢を重ねるとフェースラインがたるみ、二重あごが目立つ気がします。松下さんもそのような輪郭ですが、二重あごになりやすい骨格というのはあるのでしょうか?
入谷先生:顎の骨が小さい人や、後ろに下がり気味の人は目立ちますね。あまり気になる場合は皮膚を引き締める効果がある『サーマクール』や脂肪吸引もいいかも? でも、ある程度の年齢になると、やせすぎは貧相に見えます。松下さんは女優としてはポチャッとされていますが、幸福感があるように見えてステキですしね。
イム子:そう考えると、ある程度の肉付きと水分は、年齢を重ねた女性には必要かもしれませんね。
入谷先生:そうですね。宮沢さんはあんなにおきれいなのにやっぱり薄幸そうに見えますから……でも、それがいろんな役を演じられる女優としての強みにもなっているんでしょう。とはいえ、シワ対策にも過度のダイエットは注意したほうがいいかと思います。肌のハリやシワ、幸福感のためにも、石田ゆり子さんみたいに、“決してやせすぎではない体形”は理想だと思いますね。
イム子:なるほど! では、われわれがゆり子化を目指すなら「ダイエットをやりすぎず、早めのケアをする」ですね! 入谷先生、今回はありがとうございました。
今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている。