テレビ各局が東京五輪に向けて用意していた“特番”がすべて白紙に。7月22日から8月9日までの2週間、ポッカリと空いた番組枠を埋めるため、各局では早急な対策が取られている様子。

「どの局も五輪延期が決まったことで、何の番組を放送するのか話し合いが行われています。NHKに至っては、東京五輪の放送時間として、生中継を含めると計1000時間を予定していたとのことで、頭を悩ませているようです」(テレビ誌ライター)

 東京五輪とパラリンピック開催期間中に大河ドラマ『麒麟がくる』を計5週分、休止する予定だったNHK

そのため例年よりも少ない全44話でしたが、その予定が狂ってしまった。放送回数を増やすか、かわりの番組を放送するかの対応が必要になっています」(同)

 民放各局も、延期に伴って大きな影響を受けている。

「7月下旬からオリンピックが始まるということで、どの局も夏クールのドラマにはそれほど力を入れていなかったんです。間違いなくオリンピックに視聴率を持っていかれてしまいますからね。4月からの大きな目玉となっているTBS系の『半沢直樹』やテレビ朝日系の『BG』も、オリンピックのことを考慮して春クールにシフトさせたなんて話もあるくらいです」(テレビ誌ライター)

大野以外の4人でキャスター就任は

 キャストは今から代えられないため、作品を見直せないかと議論が起こっている局もあるようだ。

視聴者の目がドラマに向く可能性も出てきたので、制作陣は少しでも数字が取れる作品はないかと、必死になって探しているそうですよ」(同・テレビ誌ライター)

NHKスペシャルナビゲーター』を務めている嵐だが、

 '20年末での活動休止はどうなるのか? 休止の“延長”という可能性は……?

「大野クン以外の4人は、'21年以降も個別で活動を継続します。ただし、さすがに大野クン以外の4人で引き続きNHKの五輪キャスターということになれば“角が立つ”ので可能性は限りなく低い。例えば“櫻井クンだけが引き続き担当する”という可能性はあります。でも現状は、何も決まっていないというのが実情のようです。

 NHKが発表した“現時点では変更を考えていない”というのは、'20年末まで、という意味です。'21年開催の場合にどうするかは今後、決めなくてはいけない課題のままです」(テレビ局関係者)

 昨年の紅白では、東京五輪応援ソングとして米津玄師が作詞作曲した『カイト』を歌った嵐。同曲は『NHK2020ソング』にも選ばれている。来年の東京五輪で『カイト』は誰が歌うのか……?