3月末でテレビ東京を退社、4月からフリーアナウンサーとして活動していくと発表した鷲見玲奈アナ。
不可解なタイミングでの独立となったのは、昨年末に『週刊文春』('20年1月2・9日号)で報じられた不倫疑惑が元となっている。記事には'17年に、既婚者である先輩アナ増田和也と『カラオケボックスでイチャつき、一線を越えた』とあり、それをほかの社員も目撃していたという。その後、社内調査が進み、増田アナは営業推進部に異動、鷲見も次々とレギュラー番組を降板するという運びとなった。
そんな彼女がなんと、自分に“刃を向けた”『文春』の100分にも及ぶ独占インタビューに応じた(『4月16日号』)というから驚きだ。
記事のなかで、鷲見アナは当時から「『文春』の取材を受けて否定したい」とテレ東広報に訴えていたそうだ。それがフリーになったタイミングで解禁となった。カラオケボックスの一件については事実無根と否定しながら、
《その状況を想像してそんな現実味がないってことあります?》
《(その日は)お酒を飲んでみんな寝ちゃったんです。それで各自解散して。普通に家に帰りましたし。なんでそんな噂が立ったのかが本当に不思議なんです》
と答えている。しかし、この弁明に“懐疑的な目”を向ける者も少なくない。
「テレ東サイドも当時の看板アナで、同局の東京五輪キャスター候補だった彼女をただの噂話で降板させるとは考えづらい。しかも、当時の記事には《動画があるという話も聞きました》とある。社員の密告によりこのような事態に発展したわけですから、その動画を確認しないままにそこまで決断には至らないのでは? それはそういった記述をした『文春』サイドにも言えることですね」(週刊誌記者)
確かに今回の独占インタビューをみても、その“動画”については何一つ触れられておらず、いかにも彼女サイドに立った記事にみえなくもない。当時、同誌がスクープしたときの見出しが《不倫騒動》となっていたが、今回は《不倫疑惑》となっており、表現も和らげられているような……。
「フリーになるタイミングで一回過去の疑惑を清算しようとインタビューに応じたのだと思われますが、取材に応じた媒体が悪かった。ほかの週刊誌だったら動画の件に触れず、彼女に肩入れした“弁明記事”をだしても違和感は少なくすんだはずです。
当時、人気女子アナの不倫としては衝撃の内容だったので、現在もネット上では、“動画流出か?” “動画の中身はどんなもの?”といったまとめサイトが乱立していますから、世間からのツッコミを受けてしまうことは必至でしょう」(ネットニュース編集者)
果たして復帰劇やいかに──。
〈取材・文 野口侑弥〉