コロナ レア県 対策の“最前線”に直撃!
岩手県医療政策室
「ほかの県と変わったことはあまりやっていないと思いますけども、緊急事態宣言が出るまでは、発生県から来る際には岩手県に来ても2週間程度、例えば夜の外出ですとか、週末のイベントの参加などは控えてほしいということは常々お願いしていました。今はフェーズが変わったので、もっと強くお願いをしています。併せて“3密”には行かないことと、丁寧な手洗いで感染防止の対策に取り組んでほしいとお願いしていました。
発症者が現在0ということにつきましては、県民のみなさんに対策を励行していただいているということもあると思いますが、小樽の陽性の方が発症がわかる前、県内に1週間程度いらしたという事例もあり、濃厚接触者の話も聞いております。人の往き来なので遮ることはできない部分がありますので、岩手県でいつ発症してもおかしくないと思っています。なので、警戒感を持って取り組んでいこうと考えております」
鳥取県健康政策課
「手洗いや“3密”を避けるなど、ほかの県と同じことを県民のみなさんにお願いしているということで、特別なことをしている、ということはないです。その中で、発症者がいないというのは、なぜなんでしょうか……。難しいですね。
県民のみなさんに防止の対策をきちんとしていただいているということが、理由のひとつだと、われわれは思っています。
まあ、日本でいちばん人口が少ないということもあると思いますが、実際はわからないというのが、正直なところです。緊急事態宣言が出る前から、発症者の出た地域から遊びに来られたりする方もいらっしゃいましたし、宣言後には“コロナ避難”という言葉で旅行される方もいると聞きました。知事もコメントしていましたように、宣言が出ているということの趣旨を考えて行動していただきたいですね」
(注:取材は感染者発生前)
アンケート1 現在、生活の中で何らかの自粛はしていますか?
岩手県
自粛している 44人
自粛していない 6人
鳥取県
自粛している 43
自粛していない 7人
島根県
自粛している 45人
自粛していない 5人
アンケート2 感染者が少ない理由は何だと思いますか?
1位 田舎で人口密度が低く、移動がマイカー中心だから 73人
2位 検査数が少ないから 24人
3位 たまたま症状が出ている人がいないだけ 11人
(アンケート/アスマーク調べ)
*感染者数は4月10日時点(出典:時事ネットコム)