過去の出演クイズ番組を振り返ると

 2007年7月のフジテレビ系『27時間テレビ』内で企画が組まれた『ネプリーグ』に、映画『HERO』チームとして松たか子らと出場したときのことだ。

「松尾芭蕉の有名な俳句が出題された時のことです。“古池や 蛙飛び込む ○○○○○”の空欄を、5人で1文字ずつ当てるという穴埋め問題で、キムタクは“みずのおと”の“み”を答えなければいけないところを、“い”と答えたのです。当然ながら不正解も、彼は“いけのおとかと思った。オレ、芭蕉派じゃないから”と独特の言い訳を残したものだから、ネットの“餌食”になってしまった」(前出・芸能リポーター)

 以降、クイズ番組で見かける機会があまりなかった木村だが、先の『ふしぎ発見』で見事なカムバックを果たし、再びクイズの世界に。

 2014年7月には『ネプリーグSP』にドラマ『HERO2』チームとして、北川景子らと出演。“因縁”の林先生チームと対決した。

 一瞬だけ投影された硬貨の合計額を答える問題に正解すると、その見事な暗算力を問われて「オレ、公文しかやってねえ(笑)」と、おどける余裕すらあった木村。北川や吉田羊らがつまずく中で、チームを牽引して見事に勝利したのだった。

 翌年の8月にも、映画『HERO』の番宣を兼ねてまたも『ネプリーグSP』に登場。ここでもまた、松尾芭蕉の俳句クイズが。

「キムタクのリベンジの場だったのでしょう(笑)。今度はしっかり正解しました。でも、その後は旧5千円紙幣の“新渡戸稲造”を板垣退助と勘違いしたり、“横柄”が読めずに悔しがったりと、本気でクイズに取り組み、そして楽しんでいる“等身大”の彼が見られたような気がします。

 人一倍負けず嫌いのキムタクですから、例の“芭蕉派の悪夢”以降、彼なりに一般常識やクイズを勉強しているのではないでしょうか。ただ、彼のイメージを汲んで、周囲が勝手に“忖度”する、という風習は今も残っているのかもしれませんね」(前出・芸能リポーター)

 ちなみに『ふしぎ発見』の問題の答えは「能」でした。