イム子:う~ん。さすがみんなのみな実! セルフケアにも抜かりがありませんね! では噂のバストについてお聞かせください。たくさんいる豊かなバストの芸能人の中でも、板野友美さん、真木よう子さん、泉里香さんはデビュー時のバストラインと現在のサイズ感が違うというか……お身体は細いままで、胸だけ突如、大きくなったような印象があります。ズバリ、このような変化についてどう思われますか?(3人の水着姿の写真を見せる)

入谷先生う~ん……この写真だけでは判断できないですが、確かに、やせた方が豊胸したように見えなくはないかも?(苦笑)

イム子:みなさん、かなりやせているので、別の部位の脂肪をバストに注入しようにも難しそうですよね。皮下脂肪が少なそうな体形では、バッグを入れると目立ってしまいそうです。

入谷先生:そうですね。その場合、先ほど言ったようにバッグのサイズのセレクトと入れる位置が大事です。事前にじっくりカウンセリングすることをおすすめします!

イム子:しかし、バストに悩む私としては、こんなにきれいに仕上がるならバッグで豊胸にチャレンジしてみたくなります。でもバレちゃうのも心配……。

入谷先生そうですね。バッグは入れたものによってはデコルテ部分がバッグに引っ張られ、血管が浮いて見えるなど、見た目でわかってしまう場合もあります。なので、見た目のナチュラルさを求めたいなら、「脂肪注入」もおすすめですね。

 今は、吸引した脂肪から組織の修復・再生能力がある“幹細胞”を抽出し、バストに注入する「セリューション」という方法もあります。定着率がよく、持ちも仕上がりも格段によくなりましたから。ダウンタイムは必要ですが、週末+数日の有給休暇を取るくらいのお時間が取れれば大丈夫かと思います。

イム子:なるほど。では、サイズではなく加齢や授乳などでくぼんだ感じが気になる場合は、どのような対策法があるのでしょうか?

入谷先生年齢を重ねると、バストの大小に関わらずデコルテがやせ、垂れて見えるので、デコルテ部を中心に脂肪を注入する方法がいいと思います。また、どんな方もプロテーゼの豊胸手術を受けたあとはやせすぎないことが大事! 特に乳腺下でプロテーゼの豊胸手術を受けた方は、やせたり鍛えたりするとバストだけがポコッと浮いてしまい、不自然に見えてしまいますよ。お気をつけて!

イム子:なるほど。体重管理もバストには大事なのですね。入谷先生、今回もありがとうございました!


今回お話を伺ったのは…
入谷里英先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている。