雅子さまは、愛子さまのお食事にも、そうとう気を遣われていたそう。
「生後7か月のころは、おかゆのほかに、カボチャやイモの裏ごしなど“ヘルシー離乳食”を召し上がっていたそうなのですが、これは雅子さまがあるとき、御所近くにある中華料理店で召し上がったメニューからヒントを得て作られたものだそうです」(侍従職関係者)
'03年には、一般の親子と同じように“公園デビュー”も。
「愛子さまがベビーカーに乗られていたころ、両陛下(当時皇太子ご夫妻)は、東京・神宮外苑やお住まいの近くにある『みなみもと町公園』にご一家で足を運ばれたのです。
そのときに居合わせた親子とコミュニケーションをとられながら、愛子さまは同世代の子どもたちと砂遊びをされていました」(皇室担当記者)
お父さまの小和田恆さんが外交官だったことで、幼少期には海外で暮らされていた雅子さま。小和田家には毎晩行う“ルーティン”があった。
「アメリカのニューヨークにお住まいで、当時まだ5歳だった雅子さまは、妹の礼子さんと、節子さんと、毎晩“朗読の時間”があったそうです。
お母さまの優美子さんが童話の本を読んでくれるのですが、雅子さまがお好きだったのは『フランダースの犬』で、クライマックスには必ず涙を流されていたと聞きました」(前出・宮内庁関係者)
国際感覚とは、日本文化の理解あってこそ
雅子さまも“絵本の大切さ”をお感じになっていたと、宮内庁関係者が続ける。
「雅子さまは、愛子さまに対して“ありがとう”という気持ちを自然に持つことができるようにと心がけて育てられたそうです。
あるときには“小さいときに絵本から世界観を得るのはとてもいいことです。子どもはすぐに大きくなってしまいますが、小さいうちに親が本を読んであげることで、大事なことが伝えられるはずです。絵本の力は大きいですね”と、おっしゃっておられました。ご自身の幼いころの体験が、愛子さまへの子育てに生かされているのでしょうね」