'00年代の音楽界を彩り、“平成の歌姫”として人気を誇った浜崎あゆみのデビュー秘話と大恋愛を描いた小説『M 愛すべき人がいて』。ドラマ(テレビ朝日系/土曜夜11時15分~)の放送がスタートすると、一部ネット上で「昔のあゆにそっくり!」と注目を集めたのが、主人公・アユを演じる安斉かれん(20)だ。
「ドラマの現場も初めてですし、役作りとかも含めて全部初めての経験だったんですけど、周りのみなさんが本当に優しくて。田中みな実さんも役ではとても意地悪な役ですけど、積極的にコミュニケーションをとってくださるんです。この前も、私がタピオカを持っていたら“それどこの?”って聞いてくれたり(笑)」
ピュアな心が素敵だなって
昨年歌手としてデビューしたものの、その全貌はベールに包まれ、一部では“バーチャル疑惑”まで出ていた彼女の素顔とは……?
「私はドラマ内のアユのように、ものすごくハングリー精神があるタイプではないですし、他人と自分を比べることもあまりないです。未来というより、“今この瞬間”を見て一生懸命に生きています」
“アユ”と“自分自身”は違った感性。初めての演技で大役を演じるにあたり、心強い相談相手となっているのが、劇中でアユをサポートし続けるプロデューサー・マサ役の三浦翔平だという。
「三浦さんは真剣な話をする前に、コーラをくれるっていうお決まりがあって(笑)。“ちょっと来て”って呼ばれて行くとコーラをポン、と置かれて、それを飲みながらまじめな話や相談をします。私が以前コーラが好きって言ったことを覚えてくださっていたみたい」
アユが歌手として成功するための原動力となっているのは、マサへのまっすぐな恋心。安斉にもそんな経験があるのか聞いてみると……?
「え~、それはまだないです!(笑) でもそれだけ誰かのために生きることができるのは、本当に素敵だと思います。好きな人のために涙を流したり、そういうピュアな心があるのは素敵だなって」