社会現象を巻き起こした
「名作」が誕生!
みきーる「さすが(笑)。では、大野(智)くんの作品だと、どうですか?」
ちーやん「僕は、『歌のおにいさん』('09年)かな。大野くんが、子ども番組の歌のおにいさんになっちゃうやつ。その設定だけで、もう面白いじゃないですか。関ジャニ∞の丸ちゃん(丸山隆平)も出てて。すっごく好きだった!」
ともひろ「CDも出してたよね。(役名の)矢野健太で」
ちーやん「そうそう、昔のカセットテープでいうA面B面みたいな感じで、『歌のおにいさん』と櫻井(翔)くんが出てた映画『ヤッターマン』の曲が収録されてて。あぁ、懐かしいな〜。僕、『歌のおにいさん』とか、同じく大野くんが演じた『怪物くん』('10年)とか。わかりやすい作品が好きなんです」
みきーる「あれ? 大野くんって、『死神くん』(‘14年)もやってましたよね?」
ともひろ「そうそう。大野くんは『死神くん』とか『魔王』('08年)とか特殊なタイトルが多い中で、その流れで『歌のおにいさん』とかもやってるから、振り幅が(笑)」
みきーる「あ〜、『魔王』! その大野くん、すごい好きなんですよ。生田斗真さんに復讐していく、バチバチの関係。大野さんならではの“陰”な感じが、なんかドキッとする」
ともひろ「『魔王』は、このときを代表する作品だったと思います」
ちーやん「そうだ、大野くんが小さいときの写真、持ってます!(と、写真を取り出す)」
みきーる「かわいい〜〜〜〜〜!!!」
ちーやん「昔、ジャニーズショップで買いました」
みきーる「ちょっと余談ですが、ジャニーズショップの写真って、ロゴが入ってるじゃないですか。公式の。彼氏っぽい写真を買って“素敵!”って夢に浸ってても、このロゴマークで一瞬で現実に引き戻される。あぁ〜私のじゃないんだなって(笑)」
ともひろ「あるあるですね(笑)」
みきーる「はい……(笑)。続いて、櫻井くんの作品とかどうですか?」
ちーやん「今、みんなステイホームで家にいるじゃないですか。お父さん、お母さんと一緒に見るなら『家族ゲーム』('13年)。僕らの世代は長渕剛さん主演でドラマをやっていたんですよね。だから家族みんなで楽しめるかなって」
みきーる「長渕さんとはまた違った、櫻井さんなりのキャラクターを築いたよね。私は『謎解きはディナーのあとで』('11年)です!」
ともひろ「執事の役、よかったです! (ヒロインを演じた)北川景子さんとの掛け合いも」
みきーる「もう9年も前の作品なんですよ。そのくらいから執事というものが世間に定着して、執事カフェとか、執事ブームが来た気がする」
ちーやん「執事カフェかぁ。(櫻井が演じた役名の)影山さんがお店にいても冷たくされそうだね(笑)」
みきーる「私はやっぱり、V6の岡田(准一)くんも出ていた『木更津キャッツアイ』('02年)も好きですね」
ちーやん「あれ、何年前ですか?」
みきーる「'02年なので……なんと18年前です。今の高校生が生まれたときくらい(笑)」
ともひろ「今の高校生、知らないってこと!? 信じられない。岡田准一さんと櫻井くんの共演で、脚本が宮藤官九郎さん! 今思うと錚々たるメンツですよね。あれで木更津の名が全国に知れ渡ったよね。一種の社会現象を巻き起こしたというか。今、放送しても絶対に人気が出ると思うな〜」
まだまだ続く、ジャニヲタ対談。『花より男子』『流星の絆』『きみはペット』など、“懐かし〜!”と、思わず声を上げたくなるあの名作たちが続々! 気になる後編は、近日公開。
<プロフィール>
■ジャガーズ
兄・ちーやん◎1976年7月8日生まれ。すべてのジャニーズグループのファンクラブに加入。グッズは絶対に買いたい派で、チケットは弟の分も毎回買ってあげる。
弟・ジャガーともひろ◎1982年1月24日生まれ。初めて参戦したジャニーズのコンサートは、1998年に開催されたジャニーズJr.初の単独コンサート『素顔』。
■みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。