今では考えらえれない
衝撃のキャッチフレーズも
みきーる「前編では、大野さん、松本さんの作品を挙げていきましたが、続いてニノの作品では、どうですか?」
ちーやん「僕がどハマりしたのは、『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』('14年)。高校の野球部が舞台で、ヤンキーがまとまって甲子園を目指すみたいな、わかりやすいストーリーですごくいい(笑)』
ともひろ「僕は『山田太郎ものがたり』('07年)かな。翔くんも出てたんですが、そのときの翔くんがすごいイケメンで人気のあるキャラクター。でもその作品までそういう印象じゃなかったんですよ。ちょっとやんちゃなジュニア時代とかも知ってるし。でも作品では見事に演じられてて。逆にニノはお金持ちだけどすごい質素な感じがめっちゃ合ってて(笑)。そこの表現がすごく面白かった!」
みきーる「確かに。櫻井さんは特に、今となってはいい大学出て、ニュースのキャスターもやってお坊っちゃまの真髄みたいな。でも昔のやんちゃなジュニア時代だったころを思うと、そのギャップが見えてきて面白いですよね。
私はニノだと『南くんの恋人』(‘04年)とかも結構好きでした。深キョンのお相手役で。あと、山Pとかとで出てた青春ものの『Stand Up!!』('03年)って作品、覚えてます?」
ちーやん&ともひろ 「覚えてます!」
みきーる「あの作品のキャッチフレーズ、 “セックスしたい! 大人になりたい!”ですよ? すごい露骨。今の番組では、絶対に無理だろうなぁ」
ちーやん「でしょうね(笑)」
ともひろ「僕は倉本聰さんのシリーズで『優しい時間』('05年)が好きかな。あれ、富良野が舞台なんですけど、僕たち北海道出身だから、あの空気感がすごく好きで。そうそう、その作品にまつわる面白いエピソードがあって。当時、ニノはすでに活躍してましたけど、倉本聰さんのドラマとなると、まだ若手だったりするじゃないですか。でもニノは、台本とは違う言い回しをしていたらしいんですよ。自分なりに噛み砕いて」
ちーやん「さすが!」
ともひろ「倉本さんの台本を変えるのって普段はあり得ないことらしいんですけど、ニノが自分に合った言葉で喋るほうがしっくりくるというので、倉本さんも認めたみたい」