コロナウイルスは『ショッカー』
父の教えを胸に刻んだ真威人は、どんな俳優を目指しているのか。
真威人「演技には、普段の心構えが出ると思います。日常の挨拶や礼儀を大切にして、自分の中の心を、まずは成長させていきたいです。ルックスで褒められるだけではなく、内面を高めていきたい。そしていつか、お父さんみたいになりたいと思います!」
やはり、尊敬する父がお手本なのだ。もちろん若い世代にも目標とする先輩がいて、中でも菅田将暉が気になっているそう。
真威人「音楽にもすごく興味があって、『BUMP OF CHICKEN』のライブに行きましたが、実は生でミュージシャンの演奏を聴くのは初めてでした。音楽ひとつで人を感動させられるんだと感激しました。昔からピアノは習っていましたが、最近はギターもやっています。音楽に触れる機会が多いので、役者のほかに音楽の世界にも飛び込んでみたいですね。今できる努力をどれだけやっていくかで、未来は変わっていくわけですから、時間を無駄にせず頑張りたいです!」
藤岡家では親子ゲンカはないという。藤岡は、息子の努力を後ろから見守っていく。
藤岡「私の生きざま、背中を見て、何かを感じて歩んでもらいたいと願っています。どんな過酷な状況になろうと、人生はサバイバル。あきらめない強い心で立ち向かえる人間に成長し、自分の夢を追って好きな道を進んでもらいたい。名のとおり、“真の威のある男”として……」
藤岡は、感染拡大が続く新型コロナウイルスにも立ち向かう姿勢だ。
藤岡「私は、コロナウイルスは『ショッカー』だと思っています。ショッカーが全人類に最後の挑戦を仕掛けてきた。彼らが最後の猛威をふるう兵器こそ、新型コロナだということです。今は時代の大転換期。全世界に対する“天の警告”が起きている。運命共同体の地球でいがみ合い、争いながら地球を破壊している。そのことに気づけよ、と。今、地球人が一致団結するチャンスだと思います。人種や民族を超えて、地球人類がコロナウイルスという大きな敵と戦うときなのです」
百戦錬磨の藤岡の言葉には強い説得力がある。父の背中を追う真威人も同じ気持ちだ。
真威人「僕も、いつまでも親の手を借りたままではダメなので、自力で乗り越えられるようになりたいです!」
強い信念を持つ最強の父子は芸能界の枠を超えて旋風を巻き起こしそうだ。