「1つは意図なく、単純に間違えた。2つめは実際に5月17日にロケに行ったものの、竹下通りはガラガラだったこと。そして、3つめは企画自体が当日、放送直前に考えられたものだった、このいずれかではないでしょうか。結果、映像は用意できず過去のものを使用したのでしょう」
制作会社とフジテレビへ確認
真相を追及すべく、実際に『バイキング』制作会社に事実確認しようと電話をかけてみた。
――5月19日放送の『バイキング』を制作したのは間違いないでしょうか。
「フジテレビと共同で制作いたしました」
――放送された映像の日付に間違いがあったことで、話を聞きたいのですが。
「フジテレビに確認していただけますでしょうか」
続けてフジテレビへFAXにて以下の2問を質問した。
(1)誤認識を招くような映像を使用するに至った経緯は教えてください。また意図的に2か月前の映像を使用したのか
(2)映像の表記にあった5月17日は取材に行ったのか
すると、こう回答があった。
「編集作業上のミスが原因で、弊社が3月に撮影した映像と5月17日に撮影した映像を取り違えて放送してしまいました」
編集上のミスであることが判明したが、新型コロナウイルス関連は命や生活に直結する、慎重に取り扱わなければならない事案である。注目されているからこそ間違いやミスは、自粛ストレスがガソリンとなって、あっという間に炎上を招きかねない。影響力のあるテレビではなおさらだ。奇しくも編集上の気の“ゆるみ”が今回の騒動招いてしまったようだ。