草なぎ剛
みきーる「草なぎさんはどうですか?」
ちーやん「やっぱり『いいひと。』('97年)がいちばん根強いかな」
みきーる「いいですよね〜」
ともひろ「世間の方に剛くんをガッツリ知ってもらえたのは、あの作品だった印象があります」
ちーやん「あれって、草なぎくんにとって初めての主演作だったんだよね。“最初で最後の主演”って本人も言ってたのに、今では演技力の評価がすごく高い!」
ともひろ 「当時、“草なぎくんが主役? なんてドラマ? え? 『いいひと。』? ぴったりじゃ〜ん!”みたいな(笑) テレビとかでも、“それもう剛じゃないとだめだよ”みたいに言われてたね」
みきーる「同じ時期だったかな。草なぎさんって、女性の生理用ナプキンのCMとかやってらっしゃったんですよ。“目指したのは、草なぎくん”ってキャッチフレーズだった」
ともひろ「優しいとか、とにかく印象がよかったんだね」
ちーやん「かと思えば、『任侠ヘルパー』('09年)みたいな役もやっちゃうし」
ともひろ「でも、あれも結局いい人なんだよね(笑)。極道だけどヘルパー行っちゃうっていう」
みきーる「そうそう(笑)。あと、クセのある役どころだと『フードファイト』('00年)」
ちーやん「当時のインタビューで、“ダイエットがすごい大変だった”って言ってましたね」
ともひろ「“俺の胃袋は宇宙だ!”ってセリフをよく言ってた(笑)」
みきーる「『フードファイト』も独特な役どころでしたけど、初期の草なぎくんといえば、やっぱり『成田離婚』('97年)。当時のブームに合っていて、よかった。あれも相手役が瀬戸朝香さん!」
ともひろ「確かに(笑)。僕、あのドラマが剛くんのドラマでいちばん好きかも。剛くんの演じる役がめっちゃ不器用で、何をやっても全部、裏目に出ちゃうの。結婚式当日に熱出して倒れちゃったり、新婚旅行でその風邪を奥さんにうつしちゃったり」
みきーる「旅行先で料理の注文も奥さんと全部同じもの頼む、みたいなのも面白かった(笑)」
ともひろ「新婚旅行から成田空港に帰ってきて、“あの甘い時間は、なんだったの!?” ってそこで離婚話になるじゃないですか。面白かったのが、ドラマって毎話、タイトルがついてると思うんですが、それが第一話と最終回が同じで、“これから結婚するあなたへ”だったんです。一回、振り返ることで、相手のことをよりわかり合える、みたいな意味合いが含まれてる気がして、そのメッセージ性がすごく好きでしたね」
ちーやん「響くよね。でも草なぎくん、未だに独身を貫いてますが(笑)」
みきーる「(愛犬の)くるみちゃんがいるから(笑)」
ともひろ「愛犬とジーパンがあるから(笑)」
みきーる「草なぎくんってキーワードに“誠実”っていうのがあるのかな? ずるくって迷った結果の“成田離婚”じゃない。『いいひと。』もそうだけど、草なぎくんの人柄が生きているんだと思う」
ちーやん「普段ってあんまり大きな声で喋らないじゃないですか。でもドラマになったら、ガラッとキャラも変わるし。すごいなって思いますね」
みきーる「そう。怖い役どころは震え上がるくらい迫力もありますしね。では、続いて香取さんいきますか!」
ともひろ「ちょっと待って! 草なぎさんといえば『僕と生きる道』('03年)とか“僕シリーズ”ってすごいのがあるんですけど、そこ触れないんですか!(笑)」
ちーやん「あえて触れない僕ら(笑)」
みきーる「“僕シリーズ”も、もちろん好きですよ! でも、私たちときたら行列のできるお店で、みんな名物の親子丼頼んでるのに、カレーうどん頼んでる! みたいなテイですね。ここのトークはそんな感じなので(笑)」
ともひろ「そうか(笑) まぁ、“僕シリーズ”は視聴率もよかったですし」
みきーる「みんな知ってますよね? ってことで……(笑)。続いて香取さんいってみましょう!」