珍しく「罰」が与えられた手越祐也
活動面でいうなら『NEWS』の手越祐也だ。自身が感染するなどコロナ騒動こそ起こしていないが、じっとしていられない性格なのか、この2か月で“お騒がせ”を連発した。
まずは、安倍晋三内閣総理大臣の妻・昭恵さんらと3月下旬に会食し、桜の花の下で記念撮影をしていた問題。「これは私的な会であり、花見の自粛を求められた公園などでのものではない」と首相が説明するなどの問題になったが、花見を我慢する国民から大きな反感を買うことになった。
さらにその後、緊急事態宣言下に、複数の女性と自宅でのパーティーを開催、そのやり取りのLINEが流出した問題だ。
「まず花見は、昭恵夫人自身がコロナ騒動に関わらず軽率な行動をしがちな人ということもあり、手越とセットで呆れ度を大幅にアップさせてしまいましたね。
女性との自宅パーティーは、スキャンダルの常連なので“また手越か”程度の反応だったけど、今回は時期が悪かった。そのため、ジャニーズがコロナ支援のために立ち上げたプロジェクトから外されるという“罰”が与えられました。未成年の女子とラブホで飲酒したSnow Manの岩本照など、昨今はスキャンダルにめっぽう厳しくなったジャニーズですから、処分は妥当でしょう」(同前)
さらには俳優の山田孝之、新田真剣佑らが沖縄でのバカンスを楽しんでいたことも世間を呆れさせることになった。そして国会で話題の人であった、黒川検事長も新聞記者との賭け麻雀が発覚し、辞職願を提出した。
「コロナ自粛により多くの人のイライラが高まる中で、勝手な振る舞いをする有名人には、国民やお茶の間が“自粛警察状態”になっているのではないでしょうか。いまはすべての人の命に関わる事態なので、軽はずみな行動や発言をすることで“裏切り者”的な空気もある彼らが、コロナ前の人気を取り戻すにはかなりの努力が必要だと思います」(スポーツ紙芸能記者)
コロナの終息の前に、芸能生命の終息とならないよう慎重さが大切だ。
〈取材・文/渋谷恭太郎〉