「腰が低く、穏やかなおじさん。独身でも、猫の世話や家の周りの掃除、水まきなどをきちんとこなす人なのに」
と近所の主婦はショックを隠さない。
小学校内で起こした傷害事件
仕事先で知り合った30代の女性にしつこくメールを送ったとして、埼玉県警の人身安全対策課と鴻巣署の合同捜査班は、5月15日、同県加須市の無職・和井田幸夫容疑者(62)をストーカー規制法違反の疑いで再逮捕した。
女性の実家近くを車でうろついたとして4月25日にすでに逮捕されていた。
約1時間半の間にショートメールを8回。その程度の送信で捕まったのは、
「つきまとい行為の禁止命令に背いたから。今年1月、この女性が子どもを迎えに行った小学校敷地内でこの女性の顔を複数回殴り、車で足をはねて全治約1か月のケガを負わせた。さらに止めに入った別の女性まで殴って懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を受けたばかりだった」(全国紙社会部記者)
メールは、
「刑務所に入る覚悟はできた」
「実家をうろうろした」
といった内容。知人女性は震え上がっただろう。
そもそもは傷害事件の約2週間前、知人女性の車のタイヤを刃物で刺して器物損壊容疑で逮捕されたのが始まり。女性と示談し、接近禁止命令を受けて釈放されたのに、じっとしていられなかった。
女性宅近くを車で走って警告を受けると、数日後に傷害事件を─。さらに猶予判決の約2週間後には女性の実家近くをうろついた。