あなたは加トちゃんじゃないのよ
20年前は妻子ある立場。
「夫婦円満で子どもたちの面倒もよく見ていた」(事情を知る男性)が、逮捕をきっかけに離婚し、子どもとも離れて暮らすようになった。
なぜ、同じ過ちを再び繰り返したのか。容疑者の兄の妻を訪ねると、「義弟はストーカーじゃない」と反論する。
「まず警察からストーカー容疑で呼び出され、同時にタイヤをパンクさせた疑いがかけられた。弟は単身者だからアリバイがない。“どちらもやっていないが、比較的罪が軽い器物損壊罪を認めてしまった”と聞いた」(義理の姉)
容疑者から釈放時や面会時などに話を聞いたという。
近所の人に話していた“貸した100万円”の内訳については次のように説明する。
「弟は結婚したいと思っていたはず。つぎこんだ誕生日やクリスマスの貴金属のプレゼント代、お年玉、レストランの食事代などを返してもらおうとしたら、ストーカー呼ばわりされたと話している」(同)
事実だとしても貸したことにはならないだろう。
被害女性に話を聞くため接触を試みたが、留守で会えなかった。
義姉は、執行猶予中に捕まった背景をこう述べる。
「警察に見張られる生活が耐えられないし、近所の人から白い目で見られるのも嫌だから、わざと捕まったそうです。私は情状証人を全うし、執行猶予付き判決までもっていったのに、彼は自ら刑務所に入ろうとした。裏切られた。もう関わりたくない」
容疑者の更生には懐疑的な見方を示す。
「若くてレースクイーンみたいな人が好きなので“あなたは(年の差婚をした)加トちゃんじゃないのよ”と伝えたこともある。女性のことになるとブレーキがきかない“女性依存症”なんです。幼少時に父親から暴力を受け、母親はそれを止められなかった。愛されないころのトラウマから女性に依存してしまうのだろう。刑務所で更生プログラムを受けさせてほしい」
これだけ繰り返すのだから病的であることは間違いない。