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11月20日、中古車の販売や修理などを行う旧ビッグモーターが自動車保険金を不正請求した問題で、存続会社の株式会社BALMは“被害回復”の対応を始めると発表した。
被害顧客への“おわび”が500円分のクオカード
「昨年、旧ビッグモーターは修理の必要がない車両にゴルフボールやドライバーで損傷させるなど、保険金の水増し請求が発覚。今回の被害回復は、こうした被害を受けた顧客の約20万人が対象になります。対象となる約20万人のうち、資料がなく問題行為の確認が困難な約12万人には“おわび”として500円分のクオカードを送付する予定で、対応総額は数十億円に上るそうです」(全国紙社会部記者、以下同)
この発表に対し、ネット上では、
《子供の小遣い程度の補償なら余計に逆効果。500円もらったから許して今後も利用するよ、という人がどれだけいるか?》
《500円のクオカードって……車壊された人とかが救われるといいけど》
など、厳しい声が寄せられている。
「ビッグモーターでは、1台あたりの修理費に厳しいノルマが設定されていたそうです。とはいえ、社員がわざと顧客の車を傷付けるなど、やり方が悪質。そんな中で、問題行為の確認が困難な顧客に対し、クオカードの送付だけで対応という発表には、到底納得できない人もいるでしょうね」