今回の対応について問い合わせると

ビッグモーターの兼重宏行前社長の自宅とみられる豪邸(Googleマップより)
ビッグモーターの兼重宏行前社長の自宅とみられる豪邸(Googleマップより)
【写真】「自分の家の木は切らない」厳しいツッコミ続出、ビッグモーター前社長の豪邸

 株式会社BALMに今回の対応について、問い合わせてみた。

「'18年1月1日から'23年8月31日までの間に生じた自動車事故について、当社の修理工場において修理を受けられた全てのお客様に対して、当社による不適切な行為があったか否かにかかわらず、11月末から、本件に関するお詫びのお手紙を順次送付させていただきます。

 そのうえで、実額補償を行うお客様に対して、当社から不適切な行為の内容や適切な修理費用等について、個別にご連絡を差し上げ、被害回復に向けた必要な対応を順次実施させていただきます。

 なお、'17年12月31日以前のお客様につきましても、被害回復に向けた対応を行うことも予定しております」

 今回の500円のクオカード送付の理由については、

「お詫びとしてのQuoカードの金額については、外部専門家を含む様々な意見を総合的に勘案して定めております」(株式会社BALM担当者、以下同)

 “おわび”として送付されるクオカードのみの対応になる人もいるのだろうか。

「当社において、不適切な行為、又はその疑義の有無についての十分な確認ができない場合、実額補償の要否がそもそも不明であり、かかるお客様については、実額補償ができず、500円のQuoカードのみをお送りすることになります。もっとも、弊社では損害保険会社等にもご協力いただき、資料の提供を受け、でき得る限りの対応は行っていく予定です」

 被害回復とともに、顧客の信頼回復にも時間はかかりそうだ。