6月10日に『文春オンライン』がお笑い芸人・渡部建不倫の第一報を報じると、翌11日発売の『週刊文春』ではさらに詳細な複数の女性との関係が掲載された。

 まさか自分が“文春砲”に撃沈されるとは想像もしていなかったのだろう。渡部サイドは第一報が出る前に活動自粛を申し出て鎮火を急ごうとしたようだが、これも裏目に出た。

「単に“視聴者が不愉快になるスキャンダル”と説明されても、まさか、あそこまでの内容だとは誰も思わなかったようですね。東出昌大の不倫以上の衝撃でした」(テレビ局関係者)

「クラブで知り合った女性をホテルへ呼び出したり、テレビ電話で下半身を見せ合うプレーをしたり、極めつけは六本木ヒルズの多目的(多機能)トイレで何度も関係を持つなど、これまで見せていた野球やグルメのうんちくをソフトに語る顔とはまるで別の人格が暴かれました。渡部本人は所属事務所を通じて事実関係を認め、妻の佐々木にも謝罪したといいますが、ダメージは甚大です。地上波での復帰は限りなく遠いでしょうね」(スポーツ紙記者)

渡部、実はそこまで料理の知識なし?

 テレビとラジオ合わせて計8本のレギュラー番組を持つ“売れっ子”。芸能界では指折りの食通としても名を馳(は)せグルメ本も出版するほどで、“グルメ評論家”という肩書でもテレビや雑誌の特集に引っ張りだこだ。さらにプライベートでは佐々木希を妻に持ち、4億円ともいわれる超高級マンションを購入し、2018年には第1子も誕生、誰もがうらやむような人生だったはずなのに……。

 現段階では、まずは仕事関係者らへの事情説明や謝罪、そして家族との関係修復が急務だが、まだまだ先のことになるだろう“復帰”は、時間が解決してくれそうにもないようだ。

「飲食関係者の間でも彼は人気者。何しろ渡部のブログ『わたべ歩き』で自分の店が紹介されようものなら、一夜にして予約が取れなくなるほど話題になりますからね。ただ一方で、彼の食通ぶりは一部の専門家の間では疑問符がついていました

 こう話すのは、女性誌のグルメライターだ。

「渡部さんのブログ記事には店名とたくさんの料理の写真、それと簡単な感想が掲載されています。年間400軒以上のお店を訪れているといいますから、1日に数軒掛け持ちしているのでしょうが、あまりの種類の多さに加え“あれだけ売れっ子なのに、そんなにじっくり食事をする時間があるのか”と不思議でした。

 同じように食べ歩きをしているライターやグルメ関係者でさえ“あの数をこなすのはかなりハード”と言っていましたし、料理そのものの知識や食材へのこだわりなども、特に深いとは感じないと聞きましたね

 専門家から訝(いぶか)しがられているうえに、この状況下ではさらなる外出自粛は避けられず、頼みの綱のグルメの仕事もできない。

「店側もコロナ禍で大変な状況の中で“下半身スキャンダル”の渡部に宣伝してもらおうという気にもなりません、彼に今後、声がかかるかどうか……」(同)

「食と女のわたべ歩き」も、年貢の納めどきかもしれない。

(取材・文/小窪 誠子)