雅子さまに代わって女性皇族を支えてこられた
そんな雅子さまのご活躍が目立つ現状に対抗するように、ご進講や手作りガウン、異例のメッセージなどを公表された皇嗣妃である紀子さま。
「4月以降の秋篠宮ご夫妻は、オンラインではありますが、両陛下が新型コロナに関連するご進講やご説明を受けられた倍近い回数を受けられています。
5月、医療用ガウンが病院で不足している話を聞かれた直後、ご一家と職員でガウンを手作りして贈られたというニュースが思った以上に反響があったことに対しても、喜ばれていたといいます。
5月末には、紀子さまが総裁を務める『結核予防会』に向けて“異例”の激励メッセージを出されたのですが、それよりも前に『日本赤十字社』社長らからのご進講を受けられた雅子さまのおことばも宮内庁のホームページに掲載されています」(前出・宮内庁関係者)
これらのご活動は、皇位継承者を2人抱える秋篠宮家をお支えする“皇嗣妃としてのプライド”が影響しているのだろうか……。
ベテラン皇室ジャーナリストは、次のように解説する。
「紀子さまは皇室に入られたときから、美智子さまをお手本にされながら、皇族としてのお務めを果たされています。現在はコロナで外出ができない状況ですが、過去に美智子さまが公務にお出ましになった際の映像を見て今も勉強されているそうです。
一時期、療養中で公務になかなか出席できなかった雅子さまの代わりに、美智子さまや女性皇族を支えてこられた自負は当然お持ちでしょう。だからといって、雅子さまに対抗したいというわけではなく、皇嗣妃としてコロナ禍に窮している国民に心を寄せられているのだと思いますよ」
前出の渡邉さんも次のように続ける。
「紀子さまは先日、歴代の皇族方が名誉総裁を務めてきた『結核予防会』に対する激励のメッセージを出されましたが、皇嗣妃としての役割を果たされようとしています。
そういったご活動は、上皇后でいらっしゃる美智子さまをお手本にされているでしょうし、雅子さまとはうまくすみ分けされながら、皇族として責任ある行動をとられているように感じます」
令和皇室は、皇后と皇嗣妃の“協力プレー”が要になるに違いない──。