自分でブーメランを投げていないかご注意を

 指原が出演する『今夜くらべてみました』に、優樹菜サンはゲストとしてよく出演していましたが、こんな話をしていたことがあります。優樹菜サンは「八方美人な女」が嫌いで、学生時代、「話に出てくる友達全員呼び出して、みんなの前で暴いていくっていうか。こいつのときにこう言っていたとか。そしたら、全部ウソがバレて、そいつが学校に来られなくなるっていう」とイジメを武勇伝化して語ったことで炎上しました。

 これは非常に寓話的なエピソードです。友人のウソをバラして学校に来られないようにしてしまった優樹菜サンが芸能人になり、世間に内緒にしておきたい恫喝メッセージをバラされて、芸能活動ができなくなってしまったのですから。これは因果応報もしくは投げたブーメランが、ながーい時を経て返ってきたと見ることができるのではないでしょうか。

『今夜くらべてみました』で、占いが大好きであることを明かしていた指原。芸能人にとって運気は大事なことなのかもしれませんが、日本には「好事魔多し」ということわざもあります。いい時ほど無意識にブーメランを投げていないか注意するというのは、芸能人に必須の危機管理意識なのかもしれません。


<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」