・TBS系
TBS系では、『グッとラック!』の立川志らくが《その女子高生を誰が連れてきたのか。連れてきた人の責任はある》と、責任は別のところにあるとすれば、
《山Pと亀が(相手の年齢を)わかってたんじゃないかっておっしゃってましけど、本当に絶対にわかってなかったと思う。店にも本人にも聞いたと思う。そんな2人じゃない!》
山下らと親交があるという上地雄輔が友情の代弁。唯一、『2ちゃんねる』創始者の“ひろゆき”こと西村博之氏だけが、
《未成年とホテルに行ったのだとすると、これは都の条例違反なので、飲酒どうこうじゃなくて法に触れる可能性があるので、謹慎で済んでむしろどうなのかな。ジャニーズ事務所、そういうことで契約解除になった人もいるじゃないですか》
冷静に「問題はホテル」と分析するも、周囲の反応がないまま終わってしまった。
続く『ひるおび!』(TBS系)では、夏休み中の恵俊彰に代わって司会を務めた国際弁護士の八代英輝氏が奮闘する。
経緯を解説する同局の稲垣吉昭芸能デスクに《一部報道ではホテルに泊まったと言われていますが?》と確認するも、稲垣氏は《そこは確認できていないんです》と回答。
それでも納得いかない表情の八代氏は《未成年者が関係している飲酒の問題であったり、深夜に連れ回している、もしかしたらホテルに一緒に投宿した可能性もありますが》と、コメンテーターの政治アナリストの伊藤惇夫氏に求めると、
《明らかになってない一つは、ホテルうんぬんのところだと思うんですね。その辺は、これからジャニーズ事務所がきちっと事後報告でもいいから、(調査や報告なり)何かしてくるのかどうか》という伊藤氏の答えに、うなづいた八代氏だった。
「コロナ禍での出会いの場だった」
・フジテレビ系
フジテレビ系の番組では、特にMCや司会者の擁護ぶりが目についた。まずは『とくダネ!』コメンテータの国際政治学者・三浦瑠麗氏は、
《不当に長い期間休ませるのは厳しすぎる。コロナ禍に新しいガールフレンドに出会うのは禁止なんですか。新しい出会いは禁止、今まで付き合っていた人としかあってはいけませんとなる。ちょっとバカらしくてお話にならない》
山下への処分は厳しいとし、尚且つ今回の飲食の席を“出会い”とする持論を展開。
MCの小倉智昭も続いて《処分は厳しい》と話すが、これに対して2017年に未成年女性と不適切な関係を持った「狩野英孝とほぼ同じ状況」と例に挙げたカズレーザー。狩野は半年間活動を自粛したことから、山下の処分は特別厳しいものではないと指摘するが、
《まあ、お笑いとアイドルとの立ち位置がかなり違うというのがあるかもわからないね》と、狩野と山下では立場が違うとする小倉に、カズレーザーは《芸能界のヒエラルキーの話ですか。そこなんですか? 結局》と、呆れるしかなかった。
お昼の『バイキング』も《徹底深掘り》と特集しながらも、MCの坂上忍は周囲に話を振るばかりで、《“免許証見せて”というのは、なかなか言いづらい》と相手の年齢を聞く難しさに話題を変えていく。
出演者のヒロミに至っては、《若い子ならともかく、エース級(の山下)がこういったことをやったときに処分を下す、というのは、ちゃんとやらなきゃダメだと彼(タッキー)は思っている》と、滝沢秀明副社長の英断を持ち上げる始末。
歯切れの悪い進行をする坂上だったが、自身から切り出せない状況にあったのだろうか。ついに、山下と亀梨の処分の差を『FRIDAYデジタル』芸能デスクの荒木田範文氏に訪ねて、《強弱をつけたのが、その後、山下さんがホテルへ行って会っていたことが報じられたことだと思います》と引き出したのは、番組MCの意地か。