付き合ったり、別れたりを繰り返していた2人
沖間容疑者は、葛飾区の出身で、地元の農業高校を卒業後は、旅行関係の専門学校に進学。英語が得意で、校内スピーチ大会で優勝したこともあった。
その後は箱根で働くなどしていたが、そのころに知り合ったのが、向山容疑者。
2年前からは現在のアパートに、沖間容疑者と2歳になった子どもと暮らし始めたが、その後、向山容疑者も転がり込んできたようだ。
「引っ越してきたころは、確かに2人だったので、シングルマザーかと思った。沖間さんは派遣会社の配膳関係の仕事をしていた。
そのあと、男性が出入りするようになったので、“とうとう男ができたんだな”と思っていた」(同じマンションの住人)
2人の知人は、次のように説明する。
「向山くんは人当たりもよかったが、2人は長年、付き合ったり、別れたりを繰り返していた。
向山くんが少しだらしなかった覚えがあるので、もしかすると赤ちゃんができてしまい、結婚する流れにはなったかと思うが、(沖間さんは)結婚は内心、したくなかったのかと思う。長男は間違いなく2人の子ども」
近隣住人が虐待を疑っていた
そんなゴタゴタで内縁関係のまま、長男の存在がうとましくなったのか、虐待が始まった。
近所の主婦はこう話す。
「去年の秋ごろ、夜に子どもの泣き声が聞こえてきて、そのあと沖間さんが子どもを散歩させている姿を見かけた。
それが泣きじゃくる子どもをあやすようにではなく、無理やり連れ回しているように見えたので、虐待じゃないかと思った。
でも、もしかすると虐待ではないかもしれないので、近所トラブルになると思って、通報はしなかったんですけど」
同じアパートの住人も、
「毎日のように泣き声が響いてきたけど、泣きグセのひどい子かもしれないので、やはり通報すればトラブルにもなりかねないし……」
さらに、沖間容疑者は1年ほど前から、月6万円のアパートの家賃を滞納していた。
「報道で、風俗店で働いていたと知ったけど、配膳関係の仕事がなくなり、お金に困っていたのかも。内縁の夫も無職だったみたいだから、すべてひとりで稼いでいたんでしょうけど」(アパートの住人)