YouTuberとしてはかなりの勢いで、チャンネル登録者数は151万人で芸能人8位(9月3日現在。編集部調べ)となっている。

【芸能人YouTuberチャンネル登録者数ベスト10】
左から順位、タレント名、チャンネル登録者数
1位 嵐 298万人
2位 中田敦彦(オリエンタルラジオ) 284万人
3位 江頭2:50 216万人
4位 本田翼 212万人
5位 梶原雄太(キングコング) 208万人
6位 佐藤健  195万人
7位 花江夏樹 167万人
8位 手越祐也 151万人
9位 石橋貴明(とんねるず) 125万人 
10位 宮迫博之(雨上がり決死隊) 111万人
(9月3日現在 編集部調べ)

 質問コーナーやモーニングルーティンなどド定番の企画もあるが、無人島ロケや火渡り・滝行などの修行ロケなど、身体を張る企画にも果敢に挑んでいる。

 レギュラー出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に寄せていることは明らかだ。

次に流行らせるのは「アリガト!」か

 前出の衣輪さんは、無人島ロケは「テレビ番組のでき損ないのような構成になっており安易な企画。結果的に『イッテQ!』のクオリティーの高さがわかった」とバッサリだが、全体的には“YouTuber手越”をこう評価する。

「正直、ここまでちゃんやれるとは思っていませんでした。YouTube仕様のテンションでキャラクター作りに努力しており、また子どもがまねしやすい『アリガト』などのネタを連呼するなど、ひと通りの“YouTuber”らしさを保っていると感じています。実際に『テイッ!』は一時期SNSや生配信アプリなどで流行(はや)りましたから初速としては十分かと」

 あるテレビ局社員によると「手越君が“蒸し返し本騒動”で謝罪し、迷惑をかけた芸能事務所にスジを通したのは、今までのように地上波テレビに出続けたいという希望もあるから」と証言する。

 しかし衣輪さんは、逆に「テイッ」と振り切って芸能界を捨てるのもひとつの手と提案する。

「“暴露”までいかなくても、世の中の一次情報を発信し続けること。業界では『手越に気をつけろ』『あれは危ない、怖い』の声が確かにありましたが、人気になっていけば、芸能界やメディアの管理・忖度(そんたく)の古めかしい社会に風穴をあけられる存在になるかもしれません。いずれにせよ“スーパーポジティブという個性”で全力で突っ走らなければ、後悔が残るように思います。彼が自分の思想を貫きたいなら自分自身が“メディア”になる覚悟が必要でしょう」