『誰かが、見ている』で主演を務めた香取慎吾のソロインタビュー。実は最近、あることにハマっているそうで、気になる近況についても聞いちゃいました!

「吾郎さんのおうちに行ったことがない」

「三谷さんの作品では、周りに振り回される役がとても多かった。でも、今回はみんなを振り回すトラブルメーカーという役柄。これまで三谷さんにそういう演出をされたことがなかったので、“台本の裏に何か意図があるのかな?”と最初は余計なことを考えてしまうことも。演じていて、そこがいちばん難しかったですね」
 
 何と三谷作品14回目となる『誰かが、見ている』で久々の連ドラ出演を果たす香取慎吾
 
 今回、演じるのは予想もしない失敗を繰り返すも、どこか憎めない主人公の舎人真一。物語は、書斎の壁に偶然“穴”を発見したマンションの隣人が、真一の生活をひそかな楽しみとして覗き見していくシチュエーションコメディーだ。

「人の生活を覗き見るという、ストーリー自体も面白いですよね。もし僕が覗き見るとしたら……稲垣(吾郎)さんじゃないですか。それこそ、おうちにも行ったことないですし、生活ぶりもあまりにイメージが強すぎて。

 本当にバスローブを着てワインを回してそうな、みなさんと同じイメージしかないですから。どんなことでも“えっ!?”って思いそうですよね。缶ビールをプシュッて開けるだけでも、“ワインじゃないんだ”みたいな(笑)
 
 そんな稲垣とは本作で共演。日本を代表する演歌歌手・レッツ大納言役で登場する。

「コントではありましたが、お芝居でがっつり絡むことはあまりなかったんですよ。なので、ほかの俳優さんとお芝居させてもらうときみたいに稽古の段階で、ちょっと空気を探るというか。最初は、“稲垣さんってこんな感じなんだ”みたいに探りながらやっていました。

 三谷さんも演出するのは初めてだったみたいで。だから、始まる前に“稲垣さんにこういうふうにやってもらいたいんだけど、大丈夫かな?”ってよく相談されて。“いや、心配しないで大丈夫ですって(笑)”みたいなやりとりをしてましたね」